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土用明けの風

日曜日の午後、こよみの上では立冬を迎えました。

しかし、土用とともに生きる我々は、土用が明ける天啓を探さねばなりません。


今回の土用は、私は荒波に揉まれずにすんだので、立冬とともに「明け」でいいかな? というくらいに気楽。「最後っ屁」の洗礼も免れたらしい。

土用中に迎えた私の誕生日を、少し遅れて祝ってもらったことで「明け」な気もする。

何か決定的なことって起こるかなーと思っていましたが、今回は風が吹きました。

今まで、風で「明けた」と感じたことはなく、初めてのパターンです。

昨日のこと。「今日こそは、休日にしよう」と思っていたのに、前日の会議の後処理で朝から忙しい。LINEとメールで追加打ち合わせをして、書類を作成して郵便局へ。

その帰りに寄った100円ショップで、柄の長い箒を購入。アパートの共益部がけっこう広くて、今使っている箒だと、腰が痛くてつらいのです。だから、どうしても掃き掃除の間隔が長くなってしまう。本当は、もっとマメに掃除したい。だから、そのうちに柄の長い箒を買おうと思っていたのですが、先伸ばしになっていて。

目的は箒ではなかったのですが、せっかく目についたし、100円だし、よし買おう! と。

……帰宅したら、家の前が枯葉だらけでした。

新しい箒の実力を試す時がきた。早い。箒のパッケージを即開封。

箒が柔らかくて、腰もほとんど曲げずにすんで、凄く良い。しかし、欲を言えばもう30センチ長ければ、もっといい❤️

箒はいいのに、風が掃除の邪魔をする。

茶色、黄色、赤、緑。乾いた葉が風にまかれて、くるくると回り、アスファルトに擦れてカタカタと乾いた音がする。そして、せっかく集めたのに、また方々へ。

揶揄うように散らばる枯葉をかき集めながら、「ああ、これが木枯らしか」と。

木枯らし。冬の季語。

無学ですが、最近、皆さんの詠まれた句を楽しませていただくようになったので、季節に関する言葉を意識するようになったみたいです。

大賞の句、凄く素敵でした。日本語って、美しい✨


私の土用、明けました。

皆さまにも、早く天啓がおりますよう。


……昨夜から、ものすごい勢いで風が吹いています。大風。明けの風とは比べ物にならないようなやつが。

これで、ほとんどの方の土用が明けたんじゃないかしら。



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