私に金を出す者たちを探せ

この世には「出資」「金融」という概念があるらしい。

出資(Equity Finance)

投資家が企業の株式を購入し、企業の所有権の一部を得る事
融資と比較して、長期的なサポート、大きな額の資金取得を期待できる
経営上の決定権が薄れる可能性がある

融資(Debt Finance)

企業が金融機関や他の貸し手から借り入れを行い、後日利息を含めて返済する事を指す。
出資と比較して、サポートは短めに、資金取得額は小さくなる可能性がある
経営上の決定権は維持できる可能性がある。

出資と融資との向き合い方(隠喩)

この二つのどちらかを選ぶかは、個人と対するか企業と対するかの差だと思った。
個人はその人独自の専門性があり、裁量権は大きい。
企業は失敗しないためのシステムで、そのシステムの中には専門性が低い人も含まれている、そのため専門性が低い可能性があり、裁量権は小さい。

「出資」と「融資」のエクストラポレーション

事態はもっと複雑なんだろうが、隠喩でむりやり仕組を捉えると上の様になると思う。伊藤計劃の「エクストラポレーション礼賛」というエッセイがあったと思う。正確な意味からずれてくるだろうが、私も彼にならって、エクストラポレーション(既知の情報からの推測)をすると
「出資」を得るときに必要なのは、個人に共感してもらうための誠実さを見せる事と、その個人のもつ専門性に近いものに響くことなんだと思う。
「融資」を得るときに必要なのは、失敗しても回収できるだけの財産を見せる事と、その計画の堅実性の証明なんだと思う。

リスクを冒してでも大きく早く進むために「出資」を受ける

つまりだ、未知の事をしでかそうとするときには、「出資」してもらった方が大きく早く進める可能性がある。※「融資」の可能性は何かの機会に書こう。とりあえず外す。
大きく早く進むためには、「出資」を受けようとするとき、個人に「誠実さ」を感じさせ「専門性」に響く事この二つが必要なんだと思った。
誠実さを感じさせるってのは、自分の理念にどう共鳴して貰えるかだと思っている。
専門性に響くってのは、相手がよく知るあるいは強い領域で自分自身の可能性を見出してもらえるかじゃないか。

自分の事業の振り返り

そして、私がやろうとしている事を再度書き出す。
理念「美しき構造を作り、世界の尊厳を守る。」
サービス「IOTを利用し生産情報、営業情報、健康情報、etcの自動収集と自動関連付けする仕組の提供。」

上記の振り返りからで選んだ投資家

ここら辺を整理すると、IOT関係の投資家を狙って選んでみる。

Abies Ventures

テクノロジーを駆使した人間中心の持続可能な未来を創造する事を目指している。テクノロジーで社内の状況を変え、より良い未来を創ろうとする部分で出資いただけると考えて選ぶ

Plug and `Play

IOT、人工知能、技術の進歩を促進させる事を目指している。
こちらもIOTを対象にしており、自分のやろうとしているIOTを活用した事業に興味を持ってもらえると思って選ぶ

合同会社テックアクセルベンチャーズ

IOTなどを出資の対象として、初期段階から出資を行っている。
IOTの部分で選ぶ

合同会社テックアクセルベンチャーズ

投資対象をIOTや、革新的製造プロセスとしている。しかし、「コアテクノロジー」を示す部分が難問になるだろう。

サムライインキュベート

初期段階からの出資と、情報通信分野での事業創造をテーマにしている
これも情報関係で選ぶが何よりも「やるかやらないかで世界を変える」という理念に共感して、出資させてやるという気持で選んだ。


そして、ここからは現実の話

私は社内でどうこうするので、社内で「後ろ盾になる」という「出資」をもらう必要がある。そもそも「融資」など考えるすきもない。そんなわけで、私が選ぶ投資家は以下の5人

事業所所長

かなり柔軟性のある人。IOTに詳しくはないが、多少複雑なことでも興味を示すと自分で学ぼうとする傾向がある。そもそも私の採用に関わっている時点でかなりの冒険家。

隣の課の係長

営業と人事の出身で、全社横断の情報通信のプロジェクトに関わっている。私が作るレポートを評価してくれている。

情報関係の部署の課長

IOT関係に強い人材を育成しようとしている。相手に私を認知させることが出資させる鍵になる。

人事部の社員A

福祉関係の会社から、製造業の人事に転職してきたやりて。私の採用にもろ絡んでいて、私の成果とかをがっつりアピールしてくれている。しかし、IOTは苦手。

私の課の課長

事業所所長とつるんで私がIOT関連の仕事をすすめる事を応援してくれている。

社内で新事業をおこそうとするときは、本当はもっと全然違う手順があったり、本当はもっと色々と助けの求め方があるんだろうが、いま、自分で考えられる範囲で考えられることを書き出すと以上のようになる。

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