【小説】現代版ナルキッソス
若い女性を次々に狙う悪質なストーカー事件発生した。
同一犯の可能性が高いが、中々尻尾の掴ませてくれない。
これ以上被害者を出したくない警察はおとり捜査に踏み切る事にした。
しかし一人だけでは不安があるため複数の人がおとりになることに。
そしてみごとに捕まえることできた。
事実を知った犯人はありえないと混乱してるらしい。
「いや、まさか先輩に食いつくとは思いませんでした。」
「そう?僕は僕より美しい人を見たことがないけどね。」
そう言いながら先輩はスマホに保存してある美しく女装した自撮り写真をうっとり眺めていた。
ナルキッソスとは
ギリシャ神話に出てくる美少年。
「ナルシスト」の語源です。
水面に映った自分の姿に恋をしてしまい、見つめ続けやせ細って死んだ。また、水面に写った自分に口付けをしようとして池に落ち水死した。