【DTMクラシック】フンメル / ピアノソナタ第9番 ハ長調
J.N.フンメル / ピアノソナタ第9番 ハ長調(番号なし)
第7番の記事内で触れましたが、ピアノソナタ第7番~第9番の3曲は、3つのソナチネ集として1795年頃の作品として伝えられていますが、フンメルの作品かどうか疑わしい面もあるとされている作品です。
私の支持している説は、後期・しかも晩年の個人的なレッスン用の作品かもしれないといこと。
今回譜面見ながら打ち込んでいてより強くそう感じました。
フンメルの初期の作品には見られない和声やピアノ技法があり、特にこの第9番の第二楽章には1833年に書かれた最後のピアノ協奏曲ヘ長調, Op. Posth.1にみられる音型や書法が見られます。
いずれにしても他のソナタに比べると軽い作品には違いないのですが、モーツァルト、ハイドン、クレメンティに倣った第1番や第2番に比べても機知にとんだメロディーや和声が面白い部分もあります。
現在も アントニオ・ポンパ=バルディ盤 チャン・ハーウォンのNAXOS盤 コンスタンツェ・キーン盤など多くの録音で聞くことができます。
じゃなんでこの曲をわざわざ打ち込んだかというと、導入したばかりの楽譜作成ソフトDorico Pro5 に慣れるためにです(笑)
また繰り返しの説明となりますが、私は楽譜の清書を目的として使っているのではなく、midiデータ打ち込みソフトとして使っているので、強弱記号やテンポ指示は譜面通りではなく、できるだけ自然に聞こえることに重きを置いていて、これまではDawソフトに移してから細かな編集をやっていますが、Doricoではヴェロシティもvst音源指定もリバーブもmix masteringに近いところまで出来ます。今回はチャレンジとしてDorico1本で完結させてみました。そして演奏用には使えない譜面のPC画面をそのまま収録してアップしています。
Programming Music
J.N.Hummel/Piano Sonata No.9 in C
From Three Sonatinas(1795)
Sheet score createed by Dorico Pro 5
Computer Programming : Hummel Note
Sound:HALion Sonic 7 YAMAHAS90 ES Piano
Mix & Mastering:Dorico 5
Cover Thumbnail made by Ai(Copilot)