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【超級編⑤】 文月流対子定石 『尖張進化論の応用』

※閲覧注意!オカルト含みます!

おはようございます。会長です。
前回は二巡闇定石について学習しました。
まだの方はこちらから↓


さて今回は、初級編①にて解説した尖張進化論を深掘ります。よくある変化を覚え、定石力を上げましょう。


【尖張進化論とは】

尖張進化論とは、順子に絡んだ尖張牌(3,7の牌)は重なりやすいという定石です。初級編①でも紹介した通り、順子の外し方などにも応用されます。
なお注意点ですが、「尖張進化論=3,7が重なりやすい」ではありません。あくまでも順子に含まれる尖張牌が重なりやすいというだけで、尖張牌そのものが強いわけではないです。


【効力が薄まるケース】

それでは本題。
対子定石の中でも特に優秀な部類に入る尖張進化論ですが、形によっては効力が落ちることもあります。
こちらをご覧ください。

索子の形に注目してください。①は一盃口形、②は亜両面、③はただの順子です。
ではここで問題。
①〜③の手牌の内、尖張進化論の効果が最も大きいのはどれでしょうか。




正解は…




です。
実は、順子を構成する他の牌が対子の場合、その数が多いほど重なりやすさが落ちるという特徴があります。

例えば①の手牌ですが、索子234の内、2sと4sの両方が対子になっています。

こういった形における尖張進化論は、通常より重なりにくいです。(もちろん定石外の牌に比べれば重なりやすくはあります)

②の手牌は、2sが対子になっている形です。

これは、一盃口形よりは成立しやすいものの、通常形に比べたら重なりにくいです。対子の数で信頼度が変わるという、繊細ながら重要な変化といえます。


【まとめ】

・順子を構成する牌の内、尖張牌以外が対子になっている場合の尖張進化論は通常より弱まる。

繰り返しになりますが、重なりにくいとまではいきません。「通常時に比べて重なりにくい」というだけです。
これらの違いをマスターして、七対子作りに励んでください。

以上です。

次回↓


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