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定石手順で跳満七対子 【手順解説】

※閲覧注意!オカルト含みます!

おはようございます。文月大獅です。
今回は久しぶりに七対子の手順解説をします。文月流対子定石をフル活用した自慢の手順です。


東3局1本場、私は北家でこの配牌。

うーん何を狙いましょうか。發を仕掛けて1000点みたいなことはしたくないので、何かしらの手役をつけたいな〜と思っていました。上の三色や無理やり染める手、あと七対子もあります。
とりあえずドラ表示の打2pとしました。


第2ツモは9p。この時点で対子候補十分と見て七対子に決める手もありましたが、打ってる時はなんか面子手をやりたい気分だったんですよね。なので決め打つのはもう1対子増えてからにしようと思い、ここは打5p。ドラ受けが綺麗さっぱり無くなりました。


次巡、北をツモり七対子三向聴。これはもう決め打ちましょう。面子手なんてやってる場合じゃありません。

まず対子候補の確認です。
・8m
単独牌理論ですね。配牌で1種類しかない数牌は重なりやすいです。
・3s
尖張進化論です。順子に絡んだ3,7は重なります。
・中
配牌から持っている中は重なっちゃうんですよ。真実。
(・8p,8s)
8mが対子になると仮定したとき、8pか8sどちらかが対子になれば残りの1つも重なると考えられます。三色対子の応用です。

そして打牌候補ですが…これは1つしかないですね。
4sです。
面子手から七対子に路線変更する時は順子の4,6から外すのが定石の一手でした。文月流対子定石講座の第一回で解説した内容です。


さて少し時を飛ばしまして8巡目。8pが重なり七対子二向聴になりました。
打牌候補は8sと9sの二択。正直ほとんど変わりません。三色対子を意識するなら打9sですが、順子外しの手順やその他のメリットも考えると8s。
…散々悩んだ末にここは9s切りとしました。まあもし裏目を引いたとしても他の対子候補で数は足りているため問題無いです。


10巡目、狙っていた中を引き入れ一向聴。ここも打牌選択が難しい局面です。
まずここで8mを切ってしまう手があります。単独牌理論は早い段階で対子になる傾向があるため、捨て牌が後半に突入しても重ならない場合、あまり期待できません。
ただ8mを切ろうとした時、オーラを感じたんですよ。あ、この8mまだやれるなって。
実際早い段階で重なる傾向があるというだけで、終盤に重なることもありますから、今回はもう少し引っ張ってみることにしました。
となると索子から切るわけですが、ここは3s切りです。7sも尖張進化論の該当牌ですし、8sは三色対子の可能性があります。三色対子より尖張進化論の方が優秀ではあるものの、9sを切ったからにはという気持ちがありました。


次巡のツモは7p。こちらも尖張進化論。1枚切れですが7sよりも場況が良さげなので交換しました。

12巡目、ツモ9s。うーん正解は8s切りでしたね。


さらにここで対面から立直。


続けて上家からも立直が入り一気に激戦区です。

しかし私も聴牌。狙っていた8mですが、既に2枚切れてしまっています。この河の2軒立直に8sを押すのも厳しいです。
ここはまだ延命できそうな8mを切って安全に…


なんてことはしません。地獄単騎の8m待ちで立直です。
トップ目がやることじゃないですが、ここまで育ててきた七対子を見捨てるわけにはいきません。
結果は、、、





ラス牌ツモ。


裏も乗って跳満となりました。
いや〜文月流対子定石って素晴らしいですね。

以上です。

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