これがあったら一盃口。
夜分にどうも。文月大獅です。
今回は一盃口についてのお話をします。
どうぞよろしく。
【最強一盃口の卵】
まずはこちらをご覧ください。
この形が手にあったら123の一盃口を強く意識しましょう。理由を解説します。
・壁の外側
まず、2、3、7、8の壁の外側があまり切られていなかったら、その牌は重なりやすいという性質があります。例えば33に対する2、88に対する9など。2を対子や暗刻でもっているのにその外側が切られていないということは、まだ山に残っているからだと考えられるからです。
つまり、上の画像の122という形は、1の重なりが非常に良いということになります。
・尖張進化論
尖張進化論とは、順子を構成する尖張牌は対子になりやすいという理論です。例えば345とあったら3345になりやすい、789とあったら7789になりやすい など。
つまり、1122からどうにか3さえ引けば、そのまま112233になる と考えられます。122で先に3を引いても同じです。
この2つの理由から112233は他の一盃口よりも作りやすい形だとわかります。
「じゃあ778899も作りやすいんじゃない?」と思ったそこのあなた。確かに作りやすさは同じですが、112233の方が打点が高くなりやすいです。
ここで出てくるのが裏ドラ。
基本一盃口は裏ドラが乗りにくいとされています。連続して対子になっているからですね。
しかし112233は他の一盃口より裏が乗りやすい性質があります。
これは、1と2がまだ山に残っている可能性が高いからです。
自分で2枚ずつ使っているものの、河にまだ見えていなかったら、残りの2枚も山にあると考えられます。
山にある=王牌にいる とも解釈できるので、2と3が裏ドラになりやすいです。
一方778899は、外側理論で裏になりやすい牌が9しかありません。
裏の乗りやすさ的に112233が勝っているというわけです。
【他の強い形】
この話を聞くと、何も122に限った話ではなく133や233でも良いのでは?と思う方もいると思います。実際その通りで、112233の卵は手厚く歓迎するべきでしょう。
しかしその中でも最も強い形が122なのです。
これはアガりやすさが関係しています。
例えば133の場合、最後の形が11233になりやすいです。2のカンチャン待ちですね。33壁の外側かつ端によった数牌なのでアガりやすさはありますが、1と3には敵いません。
1も外壁でアガりやすい上に、端牌のため出上がりもしやすい。さらに一盃口の1待ちということは4でもアガれます。
3は出上がりしにくいものの、尖張進化論によってめちゃくちゃツモりやすいです。
つまり、2は先に埋まってある状態の方が、最終形になった時アガりやすいということです。
ですから、223も相当強い部類になりますが…それでも122の方が有利かなと思います。
122に比べて3を自力で引く手間が省けているのでそこはメリットです。しかし先に1が確保されていると安全牌が無くなった時に切りやすいので、安全度的に122を推奨しました。
まあ超微差なので223の時も一盃口を狙う価値は大アリです。
【最後に】
ということで今回は以上です。
一盃口が作りやすい=七対子になりやすい とも受け取れるので、七対子も一緒に意識しておくと良いと思います。
文月でした。