一盃口の判断
一盃口はお好きでしょうか。
対子に見えて順子という面白い形をした役です。
今日は一盃口のアガり率を底上げするポイントをご紹介したいと思います。
【ツモれ!】
麻雀には二つのアガり方があります。みなさんご存知 ロン と ツモ です。
2種類あるにもかかわらず、なぜか世間はロンのことばかり考えているように思えます。「この牌は出にくいから」や「誰か出してくれないかな」など、聞こえてくる言葉は放銃期待のことばかり。それではアガりを逃してしまいます。ツモりにいくことを第一に考えましょう。その方が楽しいですよ。
ということで、ここでお伝えするのはツモりやすい一盃口についてです。
七対子と違って、一盃口は場況に応じて待ちを変化させることが難しいですよね。ですから、自分の手牌にある一盃口が「ツモれる一盃口」なのか「ツモれない一盃口」なのかを瞬時に判断することが重要になります。
まず、ツモれる一盃口は 高目が尖張牌 であること。尖張牌とは数牌における3,7の牌を指します。
例えばこの形。
高目3m安目6mの一盃口です。
この3m、残り3枚な上に尖張牌ですから、かなり出にくそうな牌ですよね。しかしそれはロン目線のお話。ツモ目線は違います。
この3mには尖張進化論が適応されます。尖張進化論とは「順子を構成する尖張牌は重なる」という理論のこと。この一盃口は高目が3mなので尖張進化論が使えるというわけです。こんなオカルト話信じられないと思いますが…やってみたら本当に重なるんですよこれが。
次はこの手牌をご覧ください。
カン7sの形で、確定の一盃口です。さっきは両面待ちだったのでまだ良かったですが、今回はカンチャン待ちという少し苦しい待ちですね。中々立直とまでは行かない方が多いと思います。
しかしこの一盃口もかなりツモれます。7sは678の順子を構成している一員ですから、尖張進化論的に非常にツモりやすいです。自信をもって立直して良いと思います。
次にツモれない一盃口…と行きたいところですが、実際のところ私の中で「ツモれる一盃口」はあっても「ツモれない一盃口」というのは確立されていません。なので、高目が尖張牌ではなく、両面待ちでない一盃口は基本アガれないと思っておくのが重要であり、立直は一歩踏み止まるのが良いと思います。
もちろんこれは場況や点数状況などによって色々と変化してきますので一概にこうとは言いにくいですが、とりあえず「高目が尖張牌だったら迷わず立直」ということだけ覚えていただければなと思います。ツモりますから。
【最後に】
いつもは七対子のことばかりですが、一盃口も対子に近いということで語ってみました。
デジタル派の方にはがっかりさせたかと思いますが、こういう麻雀も楽しくて良いものですよ。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!いつも読んでいただいている方には心から感謝しております。
文月でした。
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