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【超級編⑥】 文月流対子定石 『七対子小手先大全』
おはようございます。文月です。
前回は尖張進化論について学習しました。
まだの方はこちらから↓
今回は少し特殊で、「本当は紹介したいけど1つの記事として書けるほど大層なものではない定石」をまとめて解説します。全部覚えて縦の引き出しを増やしましょう。
・三面張の捌き方
まずこちらの手牌をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1726806396-d2v8yVIaDXm5uBSUYK4cwfbg.png?width=1200)
4対子ですが、筒子の三面形が強いので七対子に決めにくいと思います。しかし実は「23456」や「45678」のような三面張は、七対子の原動力になりやすいです。
まず、必ず尖張進化論の該当牌が含まれています。23456なら3、45678なら7、34567なら3と7ですね。これに加え、尖張進化論には劣りますが「三面形の中央は重なりやすい」という定石もあります。23456なら4、45678なら6、34567なら5です。つまり、上の手牌は定石牌が3つも残った七対子二向聴ということになります。
初級編①に従い、打6pです。
・混一色と別色のドラ
手が一色模様の時に引いてきた別色のドラは、通常よりも対子エネルギーが高くなるという性質があります。大体14枚中12枚以上が一色の数牌と字牌だった時に使える定石です。
また、ドラ単騎になればデジタル的にも出アガりの期待が高まります。
・チャンタ=七対子
チャンタ系の手は性質上、七対子に方向転換しやすいです。初級編①で紹介した通り、端の順子は七対子に使いやすく、字牌も残していることが多いので、デジタル/オカルトともに利点があります。チャンタを狙う時は七対子への意識も怠らないようにしましょう。
・三色対子の秘密
三色対子は成立しやすい数字があります。1です。1p1m1sは色を超えた団結力が高いことを覚えておいてください。次点で6が優秀です。
・萬子123一盃口
配牌で123が揃っている場合、2mは二萬マジック、3mは尖張進化論、1mは壁で対子を作りやすいため、一盃口になりやすいです。
・ドラ入り面子のある追っかけ
まず手牌をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1726808320-WvSxeCRjTrkUMEYwVA1pl50n.png?width=1200)
タンピンの聴牌です。ドラは4sで、下の西家から立直がかかっています。このように、ドラがある手牌でドラ待ち以外の追っかけ立直をかける場合、立直後にドラを掴む覚悟をしてください。今まで散々解説してきたドラ定石の応用です。
・一方通行聴牌
七対子は聴牌した時、どちらで待つかの選択になります。ここで選択を誤ってしまうと一発ツモ逃しという悲惨な事故が起こりえます。
一発ツモ逃し後しばらくは「あそこの2択を間違えなければ…」と後悔することでしょう。こういった悔しさは、その後の打牌に大きく影響します。メンタルがぐらつくと普段のように打てなくなるものです。
ここで編み出したのが一方通行聴牌。
手牌ご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1726808637-K7rb21g0jyJSI9TH6Z53saxW.png?width=1200)
七対子一向聴です。3mか2sが入れば聴牌。
ここで目立つのは北ですよね。一見四暗刻を意識しているようにも見えますが、この北には別の狙いがあります。
それは「聴牌時に待ち牌選択が絶対無い」ということ。
3mが入ったら北を切って立直ですし、2sが入っても北を切って立直。4枚目の北で待つことは普通禁止ですから、聴牌を取るなら確実に北が出て行きます。つまり100%一発ツモ逃しがありません。
デメリットとして元々低い聴牌確率がさらに下がってしまいますが、そこは定石力でカバーしてください。
注意点として、数牌の暗刻でこれをやってはいけません。
字牌の暗刻は高い安全性が担保されていますが、数牌の暗刻は他家にとって埋まりにくい牌であるため危険になりやすいです。一方通行聴牌は普段よりも時間がかかりやすいため、終盤で暗刻を外すことになり、放銃してしまうケースが出てきます。
やるなら字牌の暗刻、もしくは安全かつ重なる可能性の低い2枚切れや3枚切れの牌を持つようにしましょう。
・マジックの第一ツモ
二萬マジック及び中マジックは、第一ツモだと効力が落ちます。単独牌理論と混ざらないようにしましょう。
・679の第一ツモ
679の法則は第一ツモでもそこそこ効力を発揮します。配牌系の定石は、第一ツモとの違いをそれぞれ把握しておくことが重要です。
・単騎会からのお知らせ
以前Twitterで毎朝投稿していた「#単騎会からのお知らせ」に、noteでは紹介していない定石がいくつかあります。普段よりデジタル要素強めです。
【まとめ】
…と、一気に色々紹介してしまいましたが、正直無理して覚える必要はありません。ここまでの学習が完璧な人のみ頭に入れておいてください。
以上です。
次回↓