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鹿児島空港 国際線LCC再開 関係者が出迎える

 14日、韓国の格安航空会社のチェジュ航空が約5年6か月ぶりに再会を果たした。鹿児島空港の国際線LCCはコロナ明け初の再開となる。
 再開したのは、韓国に本社を置く格安航空会社のチェジュ航空。韓国のソウルや釜山から日本路線を就航し、現在九州では福岡空港や大分空港に就航している。ソウルー鹿児島路線はコロナ前から運航はしていたが、新型コロナウイルスの影響で運休となっていた。再開は2019年3月の運休以来約5年半ぶりとなる。
 運航再開の今日、14時10分に韓国のソウル仁川国際空港から再開第一便が着陸した。使用機材はボーイング737-800型機(HL8260)で、全席エコノミークラスの189名乗りの飛行機。ソウル発鹿児島行は満席の189名が搭乗した。「アニョハセヨ~」の声が響いたのは鹿児島空港の到着ロビー。鹿児島県・鹿児島市・指宿市・霧島市の関係者が記念品の入った袋を利用客に手渡し、また鹿児島空港ターミナルを運営する鹿児島空港ビルディングも、空港内の売店等で使用できる商品券をプレゼントしている。さらに鹿児島県の副知事や鹿児島県マスコットキャラクターのぐりぶーも駆けつけて出迎えた。
 ソウルからチェジュ航空を利用し家族でやってきた乗客は、鹿児島に旅行に訪れたと話し、今回LCC再開がきっかけではなかったが、到着ロビーでの歓迎もあってか「また鹿児島に来たい」と話してくれた。これから家族は鹿児島でゴルフリゾートでゴルフを楽しむという。
 鹿児島空港ビルディングの担当者は、今回の就航に「これまでコロナ禍で運航も止まり、現在少しずつ再開しつつある中で、また新たに運航再開してくださり感謝している」と話してくれた。また今後の外国人増加の対応を聞くと「鹿児島空港の国際線は2020年の7月にリニューアル拡張している。今後もより多くの利用客に快適に過ごしてもらえるように対応していきたい」と話した。そして今後の参入航空会社や路線拡大に関しては「施設会社として直接的な行動はないが、鹿児島県や関係団体が就航へ向けて活動しているので、それに合わせて一生懸命対応できればと思っている」と話してくれた。
 折り返しは15時30分過ぎに出発。85名の乗客を乗せて、鹿児島空港を離陸し韓国ソウルへ戻った。鹿児島県の関係者は、鹿児島ーソウル便の搭乗率は高いと話しており、さらに今日から韓国も日本のお盆にあたる秋夕(チュンソク)も始まったため、搭乗客も家族ずれや友人同士の旅行と思われる乗客の姿が目立った。鹿児島ーソウル間は今日から航空会社を選ばなければ毎日運航になる。また大韓航空も10月27日から毎日運航を計画しているため、今後も鹿児島空港の国際線は賑わいそうだ。(記事文作成:運営記者)

・チェジュ航空 鹿児島空港ーソウル線
ソウル発 12時40分→鹿児島空港着 14時30分着
鹿児島空港発 15時30分→ソウル着 17時20分
運航曜日 火曜日・木曜日・土曜日(週3便運航)

鹿児島空港に着陸するチェジュ航空再開第一便
着陸(タッチダウン)したチェジュ航空の鹿児島再開第一便
駐機場(スポット)に入ったチェジュ航空の再開第一便
ソウルから到着した利用客
利用客に記念品を配る関係者
歓迎を受ける搭乗客
ぐりぶーと記念写真を撮る利用客
鹿児島空港のチェジュ航空のチェックインカウンター
鹿児島空港を離陸する折り返し便


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