ダブルワークのなぜ
通っている近所の整骨院はチケット制。
期限付きの回数券はあまり好きではないけど、担当で新卒の先生からお勧めされるがままに、お得感に釣られて購入してしまいました。
先日、担当の先生に来週の予約を入れてくださいと頼まれて、実はダブルワークをしていて最近は忙しく予定が分からないので、予定が空いていることが分かってからWeb予約させてくださいと話しました。
整骨院には保険を使った治療もお願いしていて、保険証を提示しています。
保険証を先生に提示した時、お父様と私が同じ会社と判明して驚いていました。
私も親近感を覚えて、話の流れで複業していて休みがなかなか定まらないことを伝えたのですが、返ってきた答えは
「なぜダブルワークするんですか?」
という質問でした。体は大丈夫なのかと心配してくれての発言だと思いますが、私は何と答えていいか、一瞬言葉に詰まってしまいました。
なぜ複業をするのか。
私は「やりたいから」と一言だけ答えてから、
誰にもその理由をしっかり説明したことがないことに気がつきました。
そして、ダブルワークと言えないことにも気がつきます。
大幅に赤字なので、趣味の延長か有料ボランティアのようなものでした。
本業で空いた時間にお客様がたくさん来てくれたとしても、
儲けなどあり得ない金額設定にしています。
私にとって本当にやりたい仕事である複業は、
お金儲けのためにはやりたくないのです。
やりたいことを収入源にしてしまうと、不本意にも
自分の信念を貫けなくなる場面が出てくるのではないでしょうか。
お客様との出会いや仕事仲間との交流、仕事を通しての気づきなど、
その経験自体が私にとっては報酬でもあるので、
資金はライスワークで調達すればいい。
ライスワークは、ライフワークに真摯に向き合えるようにするための土台で、
土台がしっかりして初めて、人を癒せる施療ができるのではないかと思います。
また今度、なぜダブルワークをするのかと問われることがあれば、
「本当にやりたいことに正面から向き合うため」
と答えたいと思います。