ゆるりら

どうしようもなくオタクな図書館員の雑記。

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最近の記事

8月発売の気になる本

 文庫と新書は雑誌『ダ・ヴィンチ』の表があるためチェックしやすいが、単行本はブクログの新刊情報を見る以外の方法が見つからずチェックしづらい。ブクログの絞り込み機能で単行本と文庫に分けられるようにならないかな……。 8/4『百年の子』古内一絵/著(小学館) 昭和から令和へと続く、児童向け学年誌の歴史。 時代をまたぐ作品は面白いの法則ってあると思う。。小説『デカルコマニア』長野まゆみ/著(KADOKAWA)や『不村家奇譚』彩藤アザミ/著(新潮社)、小説作品以外では朝ドラ『カム・

    • 『美術の物語』を買うかどうか問題

       漫画『ブルーピリオド』を読んだ。10巻まで出ていた時に大人買いし、11巻が出たときは得点付きのものがあったために発売されてすぐに買った。そこから今年(2023年)7月に14巻が出るまですっかり放置していた。11巻の奥付を見ると2021年9月発行とあるから、およそ2年も放置していたことになる。これは決して面白く思えなくなったというわけではない。漫画の続きを買い逃してしまうのが私の性なだけである。途中まで買って放置している漫画は他にもいくつかある。ちびちび読むよりも、まとめて読

      • 7月に買った本、読んだ本

         今月はだいぶ本が増えた。それなりのペースで本を読んだのに、図書館で借りた本もあるために、積読冊数は増えてしまった。積読の山がどんどん高くなってゆく。 買った本 『ヨモツイクサ』知念実希人/著(双葉社) 『未完の天才南方熊楠』志村真幸/著(講談社) 『ノウイットオール』森バジル/著(文藝春秋) 『歩く亡者』三津田信三/著(KADOKAWA) 『アリアドネの声』井上真偽/著(幻冬舎) 『やがて森になる』小谷ふみ/著(クルミド出版) 『異常』エルヴェル・テリエ/著(早川書房)

        • 自己犠牲報われない系キャラが好きな人は今すぐ『レーエンデ国物語』を読め

          『レーエンデ国物語』田崎礼/著(講談社) Amazon.co.jp: レーエンデ国物語 : 多崎 礼: 本  重版が何度もかかり、話題となっている『レーエンデ国物語』。発売日前に阿津川辰海先生が紹介しているのを読んで気になり買ったため、持っているのは1刷であるというのが微かな誇りだ。世界観の構築や異民族の駆け引き描写などの巧みさについては他の人が既に語っていると思うので、私はひたすらトリスタンの良さについて語りたい。まあ、これすらも何番煎じになることやらという感じではある

        8月発売の気になる本

          神保町ブックフェスティバル初参戦の記録

          皆さまごきげんよう。  10月30日、31日に行われた神保町ブックフェスティバル。2日目の31日に私は行ってきた。コロナウイルスの関係で3年ぶりの開催だという。本好きの私だが、今回の参戦が初であった。  前日の夜まで行くべきか否か悩んでいた。というのも、行けば散財してしまうことは確実だったからだ。歯の矯正をすると決めたばかりで(歯の矯正には原則保険がきかないため3ケタ万円かかることが予定されている)、最近は器の沼にも片足を突っ込んでしまった。  悩んでいる折、辻村七子先生

          神保町ブックフェスティバル初参戦の記録

          森晶麿先生の出だしアイディアで掌篇書いてみた

           敬愛してやまない森晶麿先生がTwitterにてこんなことを仰っていた。  書いた。しかし、晒す勇気がないというツイートをしたら「いやそこはがんばって晒して」というお言葉を頂いてしまったのでがんばることにした。以下、その掌篇である。  指二本では、はらりと落ちてしまったのでたぶん平面だったのだ、彼女は。  また夢が壊れてしまった。気づかないようにしていた。目を背けていた。一度壊れてしまったら、もうこれ以上は続けられない。  「たぶん」なんて表現は他人からすれば笑い種に違い

          森晶麿先生の出だしアイディアで掌篇書いてみた