ありがとう麻雀一番街、ありがとう七対子。
なんとなく麻雀が打ちたい気分で、麻雀一番街を起動。個人的に雀魂よりも打ち心地が良く、一人で対局するならこっちを選ぶ。
「一半荘だけやって寝よう」という気持ちでロードを眺めていると、突如画面が暗転してテキストが表示された。
部室、、、?…そうか。そういえば一番街のストーリーは、自分が麻雀チームのキャプテンになって頂点を目指す!的な感じだった気がする。だから、キャラのガチャも「募集」という表記がされている。
すると部員たちが出迎えに。ここでこのシナリオがよくあるカムバックイベント的なヤツだと気づいた。
もう夜も遅いし、スキップしてさっさと対局だけしようとも思ったのだが…
「どうして急に姿を消したりなんか、それにいきなり現れて……」
と言われ、ゲームのキャラに対してではあるが罪悪感を感じてしまった。
学生の頃、今年麻雀を始めたという後輩たちからせがまれ、麻雀部を立ち上げたことがある。メンバーは定員ギリギリの5人。
部長の仕事が中々に面倒で苦労したが、それなりに楽しくやっていた。私自身、初めてのリア麻だった。
しかし、半年後の冬。
このタイミングで部活変更ができ、引き続き同じ部活を続ける場合は申請が必要になるのだが、部員たちは私に何も言うことなく他の部へと入っていき、残ったのは私ともう1人だけだった。私の方から理由を聞くと、口を揃えて「飽きた」の一言。(正確には他の理由もあったが、言い換えれば飽きたことと同義だった。)
全く薄情な奴らだ。麻雀を始めて間もない青二才なんか信用するんじゃなかった。
そのまま麻雀部は潰れ、今に至るのだが…
「どうして急に姿を消したりなんか、それにいきなり現れて……」
という言葉がグサッときた。ただのゲームだし、ただのカムバックボーナスなのだが、こういう過去があるからこそ響いた。自分自身が、無責任に部を去ったアイツらと同じように思えたから。
もし廃部後に「もう一度麻雀部をやろう」とその後輩たちに言われたら、本気でキレたと思う。勝手にやめといて、また気が向いたから部活をやりたいとか。部長の大変さも、裏切られたことの苦しさも知らずに。
ただ、一番街は違った。
泣いた。
こんなことで泣いてる自分が正直めちゃくちゃ気持ち悪かったが、当時のこととか思い出して泣いた。
「どうぶつの森」でも、しばらく時間を空けてからプレイすると、村人から「どこ行ってたんだよ」とか「会いたかったぞ!」的なことを言われるので、別に慣れてはいる。ただ今回は学生時代の記憶とリンクし過ぎたせいで、感じ方が全然違った。(どうぶつの森も最初の方はちょっとツラかったが。)
シナリオを終え、いよいよ対局。半荘の成績は3着だった。本来はここでやめるつもりだったが、たった一半荘で再びゲームを閉じてしまうのも忍びなく、あと一東風だけやることにした。
この一東風をやって、本当に良かったと思う。
理由は簡単、七対子をアガれたから。
七対子は私の魂なのだ。この役が無ければ、麻雀なんてとっくにやめていた。
…ここで七対子への愛を語りだすと終わらないので今日は割愛するが、とにかくこの和了は本当に嬉しかった。
手順もそこそこ良く、何より私が開発した戦法「文月流対子定石」が活躍した局だったので、今度久しぶりに手順解説を書いてみたいと思う。
ちなみに、この東風はトップで終われた。
麻雀一番街さん、粋な計らいありがとうございました。
カムバックストーリーの画像は一部しか載せていないので、最近やってなくて全部見たいという人はぜひ一番街を起動してみてほしい。
私はこれから毎日やります。