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SCPニュース #3

第3弾でございます。第2弾から日が開けないで良かったです。
今回はリーグ終盤戦を迎えた上位陣の思惑を簡単に整理しました。

さて本編どうぞ!

▫️リーグ終盤戦~優勝&CL出場権争いのポイント~

22/23シーズンは31節を消化し佳境に入る。

優勝争いはここまで首位を守ってきたベンフィカと後半戦白星が続いているポルトの2チームに絞られた。残り3試合で勝ち点差4の首位攻防戦は例年になく盛り上がりをみせる。

一方、スポルティングは現時点で4位。3位ブラガとの勝ち点には4の差がある。

31節終了時点でのリーグ順位

来季のCL出場を懸けた最終盤の争いを今回は整理したい。ここでポルトガルリーグの23/24シーズンの欧州コンペティション出場枠を見ていく。

1位 UCL本戦
2位 UCL本戦
3位 UCL予選プレーオフ
4位 UEL本戦※
5位 ECL予選3回戦
6位 ECL予選2回戦

※本来であればタッサ・ダ・リーガ(ポルトガル国内カップ)の優勝チームが該当するが、現時点で決勝進出しているのがポルト(2位)とブラガ(3位)のため、4位チームがUEL本戦に出場可能となる。

スポルティングはこのまま4位でフィニッシュすれば、来季はヨーロッパリーグ出場となるだろう。しかしCL出場を目指すのであれば残り全試合を勝利するしか望みはない。

ここでCL出場権争いをする4チームの残り試合日程を見ていきましょう。
(※試合日は日本時間のもの)

▶︎ベンフィカ

5月14日 vsポルティモネンセ(A)
5月22日 vsスポルティング(A)
5月28日 vsサンタ・クララ(H)

ポルトとの直接対決で負け、CLでインテルに敗れたことが影響したのか、次戦シャベス相手に黒星を喫するなどチーム状況が心配されていた。しかし好調ラファシウバとジョアンマリオが攻撃を牽引し、その後は危なげなく優勝街道を突っ走っている。
スポルティングとの大一番“リスボン・ダービー”で勝利できるかが鍵となる。


▶︎ポルト

5月15日 vsカーザピア(H)
5月21日 vsファマリカン(A)
5月28日 vsヴィトーリアSC(H)

後半戦無類の強さを継続し、前半戦首位を独走していたベンフィカに肉薄している昨季王者。
優勝争いをするなかで勝ち点は落とせない。だが残り3チームは上位10位に名を連ね、ポルトとは言え簡単に勝たせてもらう相手ではない。
トニ・マルティネスやダニー・ローダーなど控え組が活躍しているこの勢いのまま、チーム総力でベンフィカの優勝を阻止したい。


▶︎ブラガ

5月15日 vsサンタ・クララ(H)
5月21日 vsボアヴィスタ(A)
5月28日 vsパソス・フェレイラ(H)

3強に割って入る活躍をここまで続けているのがブラガ。昨シーズンから主力選手を抜かれることなく、スケールアップできたのが大きな要因だろう。
残りの対戦カードは降格圏に沈むチームばかりと比較的楽な相手な為、余程の総崩れが起きない限り3位の座は安泰かと思われる。


▶︎スポルティング

5月14日 vsマリティモ(H)
5月22日 vsベンフィカ(H)
5月28日 vsヴィセラ(A)

先述した通り、UCLへの出場を目指すなら全勝が必須となってくる。特に第33節の“リスボン・ダービー”は相手チームが勝てばの優勝が決まる試合となり、眼前でかつホームスタジアムで優勝決定という屈辱的な出来事になるだろう。
今季窺えた慢性的な得点力不足がこの3試合で垣間見えないことに期待したい。


以上から見る通り、5月22日に行われるスポルティング対ベンフィカの試合結果が優勝争い&CL出場権争いを左右する
伝統と歴史を誇る“オ・デルビー・デ・リスボア”。それ以上に緊張感のある内容となるだろう。



▫️次節マリティモ戦

第32節の相手は16位マリティモ。このままリーグ戦が終了すれば降格決定戦に巻き込まれることになる。そういう意味では相手のモチベーションは依然高いはず。

マリティモ戦の見るべきポイントをおさえておこう。

・累積警告とリスボンダービー

累積警告リーチの選手が
マテウス・ルイス、守田、ヌーノ・サントス、エドワーズそしてチェルミティの5選手。

仮にこのマリティモ戦でイエローカードを提示されてしまうと、次節ベンフィカ戦への欠場を余儀なくされてしまう。勝利必至な上に、大一番に向けてのカードマネジメントを考慮しなければならない。

1月に行われた今季初のダービーは1-1の痛み分け

彼ら5名はスタメンを張る選手達である。この試合出場させるのか、それとも控え選手でやり繰りするのか。
この人選もチェックするポイントになるだろう。

・マリティモの要注意人物

相手チームにはジェニー・カタモとフェリックス・コレイアの両翼がいる。

特に後者は目覚しい活躍を披露しており、前節リオアヴェ戦で1得点を記録しMVPを獲得している。
ゴールだけでなくチャンスメイク7回を始めとしたボール保持時のアクションが多彩で、これに加えてドリブルの切れ味も非凡である。

(以下、当該のゴールシーンである。)

フェリックス・コレイアはマンチェスターCやユベントスのリザーブチームに在籍したことがあり、現在22歳であるが国際経験は豊かである。
その培われた経験を活かしてチームを残留圏から脱出させたいところ。。

先程挙げた両翼2人はスポルティングユース出身だ。古巣相手にどのようなプレイを披露するのだろうか。

今回はここまででございます。
では、さいなら!!!

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