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ロングロングバケーション

3月26日を最後に生の高座はなくなりました。3月いっぱいはキャンセルが増えて、焦ってインスタライブなんかで落語生配信を自宅でやったりしていましたが、4月からは結局家配信はしていません。

その代わり始めたのが、元々ある落語会を生配信にしてお送りすること。こちらの方が、本来の高座に近付けるのかなと思ったからです。

自宅での生配信をやらなくしたのは、高座に上がりたい吐口に使ってしまっていたと気づいたからです。それは落語に失礼なんでやめました。

今やっている生配信はアーカイブを三日しか残しません。でもそうすると中には、「ずっと残してくれ。」って人もいるんですが、それじゃあ意味がないと思うんです。

本来の落語会を再現するなら、生配信したらそれで終わりで良いと思うんですけど、さすがにそれだと見逃す方も出てくるので、頑張って三日かなというんでアーカイブを残してます。

だって本当の落語会だったら行けなかったらそれで終わりですからね。そういう感覚を味わってもらうためにダラダラアーカイブは残していません。

さて、5月以降そうやって騙し騙し過ごして行くとしてもやっぱりマクロに自分を見つめると、やっぱり本来のお客さんのいる高座に向けて動こうとしてしまいます。

ネタを覚えるとか、おさらいをするとか、稽古以外も、落語関連の本(今まで読んでなかった)を読むとか、圓朝全集を読むとか、逆にこんなに時間があってでしか出来ない事が実はめちゃくちゃありがたいことなんだと思うようになりました。

圓朝全集なんて量が多すぎて、しかも国語が苦手な僕はゆっくりしか読めないので、今しか出来ないですよね。

落語以外の本も読んでいます。

僕は事件もの、ノンフィクションルポみたいなのが好きなので、清水潔さんの本なんかを読み漁っています。

なので今群馬、栃木と聞くと誘拐事件のイメージになってます。

あと出来ることは大掃除ですね。今まで全然やっていなかったところに取り掛かれます。

それとYouTubeをやっているとサムネを作るのにイラレやらフォトショやら、いじらなきゃいけなくなったので、それも勉強中です。今、頭はAdobeです。

あとは配信の機材を揃えて、生配信のクオリティを上げることをしてます。どうせ落語聞いてもらうなら、良いクオリティで聞いてもらわないと。生の高座でも客席作ったり、高座を快適にしたり、それが生配信に変わっただけですね。

①世界が戻ったときに、出来るだけ早めに元通りの落語をすることと、そこに新しい自分が乗っかるような変化をしたいです。

②そしてもう一つは、いつこういう時がまた来るやもしれないので、そのために今のうちに準備もしておくこと。

この二つさえやっていれば毎日は怖くないです。とっても明るい未来ばっかり僕には見えて来ます。

コロナになって何故か今まで以上にポジティブになったはな平でした。

前座修行がここに来て役立ってます。


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林家はな平
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