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田舎でもウェブ系フリーランスとして月50万〜100万円を稼ぐ方法
自己紹介
私は現在、地方の小規模事業者向けに 低価格のホームページ制作 や 月額ウェブコンサル を提供し、生計を立てています。
売上は 月平均80万〜100万円 ほど。
外注はほとんど使わず、必要な時のみ依頼するスタイルです。
主な収入源は、以下の2つです。
ホームページ制作
ローカルウェブマーケティングのコンサルティング
一般的に田舎のフリーランス的な方で月50万~100万円を稼ぐのは難しいと思われがちですが、今でも十分に可能 です。
ただし、工夫が必要です。
👉 「田舎だから稼げない」と思いませんか?
でも、それは やり方を知らないだけ かもしれません。
だからこそ、お客様の環境に合わせた戦略 を考えるのです。
まずは、私が到達した1番重要な事を次の項目でお伝えします。
1. 技術を売るのではなく、自分を売る
私は 「機能や技術をアピールする営業」 はメインの営業方針から外しました。
なぜなら、田舎の事業者は ホームページやSEOの知識がほぼゼロ だからです。
「ホームページを作るとどうなるの?」
「結局、売上につながるの?」
彼らが興味があるのは 結果 です。
だからこそ、「売れる仕組みを作ります」 という方向に営業スタイルを変えました。
例えば、SEO対策の提案 も「ホームページが検索で上位に出ますよ」ではなく、
「検索から問い合わせが増えますよ」 という伝え方をします。
具体的には、以下のような 地域キーワード×業種名 を活用し、Google検索で上位表示を狙います。
地域名 + 業種名(例: 沖縄 レンタカー)
地域名 + 業種 + 安い(例: 佐賀 ホームページ制作 安い)
地域名 + 業種 + 信頼(例: 福岡 税理士 信頼)
地域名 + 業種 + おすすめ(例: 長崎 美容室 おすすめ)
地域名 + 業種 + 口コミ・評判 など
ただし、業種によっては SEO対策が無意味な場合もあります。
その場合は、SNS運用 や Googleビジネスプロフィールの最適化 を組み込んで提案します。
Instagram運用のアドバイス
Googleマップの最適化(MEO対策)
Google広告・Instagram広告の運用
このように 相手の状況に合わせた戦略を提案する ことで、契約につながりやすくなります。
👉 「ウェブ系の仕事は技術が全て」と思いますよね?
でも、田舎では 「誰に頼むか」が重要 なんです。
だからこそ、自分自身をPRする ことが大切なのです。
「売れる商品を、買ってくれる人に伝えるだけ」
ビジネスの基本はシンプルです。
「売れる商品を、買ってくれる人に伝えるだけ」。
でも、詳しく 誰も教えてくれません。だからとても難しかった。
しかもITへのリテラシーが低いというのも厳しかった事の一つでした。
今では、ITリテラシーが低いからこそ仕事取れるなと思っています。
私が住んでいる地域は、日本の都道府県の中でも 人口・事業所数が下位10位に入る田舎。
事業者のウェブマーケティングの意識は ほぼゼロ に近い状態です。
例えば、こんな状況が日常茶飯事。
「ウェブマーケティングって何?」 という事業者がほとんど
ホームページ制作 30万円でも「高すぎる」と言われる
「5万円で作れない?」「10万円ならお願いしたい」 と言われる
「バズればいいんでしょ?」「SNSを頑張ればいいんでしょ?」 というズレた意識
👉 こういう話を聞くと「田舎ではウェブは売れない」と思いますよね?
でも、それは 売り方が間違っているだけ なんです。
だからこそ、伝え方を変える必要がある のです。
誰に何をどう伝えるか?そしてその為に会うきっかけの作り方や、信頼を得るやり方はどういった事をしたのか?
次の章では、田舎への対応の仕方をお伝えします。
田舎で「売れる」営業戦略
私は 機能や技術をアピールする営業をやめました。
なぜなら、田舎では 「ホームページ」や「技術」には興味がない から。
つまり、技術的なことを説明しても 誰も聞いてくれない のです。
また、「地域名+ホームページ制作」 というSEO対策で上位表示をしても、田舎では そもそも検索されない という現実がありました。
👉 「検索で上位に表示されれば仕事が来る」と思いますよね?
でも、そもそも検索する人がいなければ意味がありません。
だからこそ、直接お客様とつながる方法を考えたのです。
次の章では、田舎の事業者を相手にどうやって仕事を得たのかを紹介します。
では、どうやって仕事を得たのか?
1. 自分をPRする
「商品ではなく、自分を売る」
これに気づいてから 売上が一気に安定 しました。
お客様と 仲良くなることで、提案が通る ようになったのです。
実際、関係が深まると 追加の仕事 ももらえるようになりました。
👉 「技術力があれば仕事が取れる」と思いますよね?
技術力というのはあって当たり前なんです。
そしてその技術力を「どういう誰から買うか」が重要 なんです。
田舎の方は、笑顔や、信頼性や、付き合いや、話がわかるといった事を特に評価してくれます。
だからこそ、自分自身をPRすることが大切なのです。
とは言え、金額も大事な要素になります。
次の章では、仕事の売り方や金額の考え方について紹介します。
2. サブスク型の料金プランを増やした
以前は、制作費を一括で請求 し、年1回の管理費をもらう方式でした。
でも、これが お客様にとって大きなハードル になっていました。
田舎の事業者は、
「最初に20万円、30万円を払うのが厳しい」
という人が多いのです。
今までは、IT助成金などを今までは活用し、その金額の大部分が返ってくるという事ができたのですが、どんどん助成割合も下がり、申請が通らなかったり、そもそもの条件が厳しくなったりなどで活用しにくくなってきたというのもあるとおもいます。
そこで、私は思い切って 初期費用ゼロのサブスク型 を作ることにしました。
制作費は無料
月額1万〜8万円で契約
ブログ投稿代行・SEO対策・順位管理込み
この方法にしてから、契約数が一気に増加。
毎月 30万円、50万円、100万円 という 安定した収入 が生まれるようになりました。
また、金額によって対応範囲を変える ことで、最低でも 月額3万円以上 を確保できるようにしました。
月額 3万円の契約が10件あれば、月30万円の安定収入 になります。
30,000円 × 10件 = 300,000円
さらに、20件契約が取れれば月60万円 になります。
30,000円 × 20件 = 600,000円
これだけの固定収入があれば、強引な営業や「次の案件を探さなきゃ」というプレッシャーから解放 されます
今までも、こういった形で営業すれば?というインフルエンサーもいましたが、当時はそれでもよかったのですが、今では、ただ作って、月額管理費で稼ぐというのが行いにくくなっています。
月額で対応する範囲も、金額の範囲内で可能な限り対応 します。
ただし、月額の金額が低すぎると、対応できる範囲が限られ、効果が出にくい のも事実です。
だからこそ、最低でも月額3万円以上になるように提案 し、
お客様にとって 「費用対効果の高いプラン」 を選んでもらうようにしています。
これにより結果的に長く利用してもらうという事に繋がり、結果的に制作費用以上の金額になる事も難しくありません。
サブスクの為に制作スピードを高速化
サブスク型にすることで、制作スピードの向上 が求められました。
そこで、私は 以下の工夫 をしました。
デザインのパーツ化(テンプレートを作成)
HTML・CSSをセクション単位でストック
コピペを使いながら、スマホ対応が完了する仕組みを構築
この方法で、制作時間を大幅に短縮。
結果、サブスク型でも 十分な利益 を確保できるようになりました。
現在AIでサイト制作などももてはやされていますが、ぶっちゃけ検索順位は上がっていません。
結果検索順位などでアクセスの起点を作ることができないと、作った意味を感じてもらう事ができません。
だから、更新作業が必要であり、そもそものサイトの設計が重要になってくるというわけです。
👉 「ホームページ制作は単発収入」と思いますよね?
でも、サブスクにすれば 毎月安定収入が生まれる のです。
だからこそ、料金体系を変えるのが重要 なのです。
次の章では、田舎でどうやって仕事を得るきっかけを作るのか?について紹介致します。
田舎で安定して仕事を得る方法
4. 異業種交流会を活用する
「異業種交流会なんて意味がない」と思っていませんか?
でも、実は フリーランスにとってなかなかの営業ツール なんです。
異業種交流会って仕事にならないんでしょ?という方は、仕事につなげる意思が無いか、弱い方だと思います。
特に、田舎では Web系のフリーランスはほぼいない場合が多い ので、めちゃくちゃ有利です。
私がやったこと
異業種交流会の雑務を担当(会の運営をサポート)
すると、「○○さんは何の仕事をしてるの?」と聞かれる
「ホームページやウェブ集客やってますよ〜」と軽く伝える
興味を持った人が、後日仕事を依頼してくれる
この方法で 紹介が増え、仕事の依頼が途切れなくなりました。
特に田舎では ウェブ系のフリーランスが少ない ため、非常に有利です。
異業種交流会に参加するメリット
仕事を発注する経営者と直接つながれる
紹介が発生しやすい
ライバルがほぼいない
私のおすすめは、「守成クラブ」 という異業種交流会です。
ネットで検索すると 「守成クラブ 気持ち悪い」 などのネガティブな意見が出てきます。
でも、これは むしろチャンス なんです。
なぜなら、ウェブ業界の人間はこういう会に参加しない 傾向があるからです。
ライバルが少ない = 仕事を受注しやすい
※守成クラブは全国に会場という概念で存在しています。紹介者が居ないと参加できませんので私からの紹介という事で、お住いの一番近い会場を紹介する事もできます。
異業種交流会でPR合戦はNG!
なぜなら、技術や仕組みをいくらPRしても、ほぼ刺さらないからです。
では、具体的なにをやるかといえば、 異業種交流会の雑務など含むお手伝いです!
雑務とか仕事に関係ないやんと思う人も多いと思いますが、この雑務を営業活動と思えばいいんです。
興味を持ってもらえない段階でいくらPR活動をしても、誰も深く理解してくれません。
だから順番は、
①自身を知ってもらう為の活動行動をする。異業種交流会ではその会の運営を手伝うなどを行う。
②その活動行動で評価を貯める。
③信用してもらえるようになったら仕事のPRを少しづつしていく。
④異業種交流会そのものへ、自身のもつ技術を無料で提供しつつPRしていく。
すると、雑務をこなすときの会話の中で、誰か他の会員との絡みが発生したりします。
ちなみに、 ○○さんは、どんな仕事をされているんですか? と、聞かれる事があります。
その時に、ホームページ作ったり、ウェブ集客したりしていますよ〜^ ^ と言えばいいんです。
その時に、くどくど話しちゃダメです。 話すのは、月額で○○円からやってます〜。 という感じまでです。
これで、依頼につながる事もありますし、誰かを紹介してくれることにもつながります。
また、異業種交流会での雑務を行うときによくあるパターンが資料などの作成・チラシの作成などがあります。
具体的には以下のような事ですね。
表計算による簡易的な自動計算表の作成
文書ファイルの作成
スライドの作成
アンケートフォームなどの作成
名刺のデザイン作成
チラシのデザイン作成
簡単な動画の作成
といった感じです。
これらは、グーグルの無料サービスを使ったり、キャンバ、イラストレーターなどを使用して作ったりします。
その際に、グーグルのサービスの場合は、クラウドで管理することで該当者にはいつでも見れるという事も含めて対応していくんです。
すると、
そういう技術的な事ができる=すごい!
という立場になりやすいです。
そしてそういうやりとりを繰り返していくうちに、相談されるようになります。
今こういう感じでウェブやっているけどどう思う?
とか、
知人の会社がホームページ頼みたいって話なんだけど行ける?
とか
この間、電話で営業がかかってきてこういわれたんだけどどう思う?
とか
名刺のデザインと印刷できる?
とか
今やっているSNSの運用ってこれでいいと思う?
とか・・・
そこから、食事しながら話すきっかけをもらいながらいろいろ話をしていく事で、仲間感がでて、ある程度、お互い相談できる間柄になったりしていきます。
信頼されれば仕事につながる可能性も上がるし、リスクも減る
異形種交流会で仲間となったお客様とのやりとりで、ホームページの更新もしっかりしておけば、検索の順位も上がりやすくなりますし、結果が出やすくなると言うわけです。
※もちろん、そこには技術やスキルが必要です。
仮に結果が出にくかったとしてもちゃんと行動しておけば、そこまで怒られるということにもならなかったりします。
👉 「異業種交流会なんて意味がない」と思いますよね?
でも、経営者や決裁権を持つ人達があつまる異業種交流会であれば、仕事の受発注になりやすいのは理解していただけたと思います。
あとは、発注する意味、発注する価値、そして支払う価格のバランスさえあれば、あとは、交流を広げていくだけで仕事につながったりするわけです。
まとめ
田舎で 月50万〜100万円を安定して稼ぐためのポイント
環境のせいにしない
「作業の提供」ではなく、「ビジネスの価値提供」を意識する
異業種交流会を活用し、安定した収入源を確保
安定して提供できるサービスを作る
単価ではなく、成果を基準に契約を結ぶ
結論
「田舎だから無理」ではなく、「やり方を知らなかっただけ」 かもしれません。
この方法を実践すれば、田舎でも月50万円~100万円を安定して稼ぐことは可能 です。
これからも、田舎で生き抜くためのノウハウを発信していきます。
今後、
異業種交流会の話とか、
サイトのデザインテンプレートの話
HTMLやCSSの話、
ローカル地域での検索順位の上げ方や、
受注へつなげる為の話し方や交流の仕方などの行い方などについて、公開していきたいと思っています。
具体的な話がもっと知りたいとか
興味があれば、また読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!