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ドレサージュ~(6)カフェでの戯れ

映画館を出て、二人でカフェに入った。
落ち着いた雰囲気の店で、テーブル席に座った。
石島は、映画の話をしたが、翔子は上の空のようだった。
しばらくして運ばれてきたコーヒーを石島は一口飲んで、言った。
「今日はちゃんと言われた通りにしてきたね。」
はにかむように頷く翔子。
「それじゃぁ ここで下着を脱いでごらん。テーブルの下でね。」
と石島がさりげなく言った。
「エッ ここで!?」
翔子は、驚いたように目を見開いて、聞き返す。
「うん、そうだよ」
石島は翔子に優しく微笑む。
翔子は周りをうかがうように、そっと見回した。
他の客はいるが、翔子たちが座っている席からは少し離れている。
翔子は、ちょっと安心したようだ。
意を決した表情で、少し腰を浮かして、ショーツを足先から抜いた。
石島に見られるのが恥ずかしいのか、翔子は慌ててバッグに隠そうとした。
「だめだよ、それを僕に渡して」
と石島は手を差し出す。
翔子は真っ赤になりながらも、言われるがままに石島にレースのネイビーのショーツを渡した。

「いい子だ、翔子。よく出来たね」
石島は渡されたショーツの細くなっている部分を広げた。
そこには、粘液質の蜜がベットリとついていた。
「こんなになっている。いやらしいんだから」
「今日は朝からずっと、こうなっていたんじゃないの?」
それは、図星だった。
翔子はあまりに恥ずかしくて、うつむいていた。
「どうなの?」
石島が重ねて聞く。
翔子は
「朝から、大変だったわ・・・」
「いやらしい翔子だね、そんなに赤くなって、、、可愛いよ」
と石島は優しく言う。
「ねぇ お願い、早くそれを返して」
と翔子が言った。
石島は
「それじゃぁ 僕の言う通りにできたら、返してあげる」
「エッ 何を?!」
翔子はそう言いながらも、その瞳は潤んでいた。
次の命令を心のどこかで期待しているような目だった。

「ここでオナニーをしてごらん。僕が見ててあげるから」
「エー そんなぁー」
「さぁ 指を手をテーブルの下にやって、いつもやっているようにね」
と石島は優しく言う。
こんな周りに人もいて、明るい所での淫らな行為だ。
翔子はしばらく逡巡していた。
「さぁ 思い切って、してごらん」
と、せかせるように言われて、翔子はテーブルの下に手をおろして、スカートをくぐらせた。
翔子はうつむき加減で、半ば目を閉じている。
翔子の腕が動いている所を見ると、指を自分の秘所に這わせているようだ。
きっと、その部分は翔子の指を中に誘い込むように濡れて、ポッテリと充血しているに違いない。
「指をゆっくりと往復させて・・・」
「そうだよ、その調子・・・また、潤ってきたでしょう」
翔子の息遣いが、だんだん荒くなっていく。
「さぁ、一番感じる所を触ってごらん・・・」
翔子は眉根を寄せて目を閉じた。
「あぁ・・・」
とため息のような小さな声が漏れる。
きっと、敏感な蕾に指を這わせているのであろう。
「そうだよ、翔子、いい子だ、その調子だよ。もっと指を使ってごらん」
翔子は言われるままに指を動かしている。

「外側だけでなくて、今度は指を中まで入れてみて」
周りも明るいこんな場所で、はしたない行為をする翔子。
その非日常的な刺激に石島も興奮した。
「翔子の淫らな姿を僕にもっと見せて。
 指をゆっくりと・・・ゆっくりと、出し入れして」
クチャ、クチュという微かな音が聞こえる。
翔子は時々、目をきつく閉じる。
「ハァ・・・」
その半開きの唇からは、かすかな息遣いが漏れ聞こえる。
石島の声がした。
「もっと、感じるように・・・指を感じる所にあてて、、、」
「一番感じるところで、軽く押すようにしてごらん」
暫くすると、翔子は固く目をつぶって腕を突っ張るようにした。
「あっ・・・ああっっ・・・」
という小さな声を漏らす。
翔子は、とうとう昇り詰めたようだ。

翔子のエクスタシーの後の表情も美しい。
「恥ずかしいね、翔子、こんな所でね、、、こんなにすぐにイッてしまうなんて」
「でも、そんな翔子がすごくセクシーで可愛い、ステキだよ、僕も興奮する」
「本当?」
「うん、本当だよ」
翔子は、そうやって石島も興奮してくれる事が嬉しいようだ。
「指を見せてごらん」
翔子は素直に指先を石島に見せた。
ネイルした細くてきれいな指先が濡れて光っている。
石島はその手を取って指先を口に含んだ。

翔子は、自分の指に石島の舌がヌメヌメと絡まってきたのを感じた。
まるで石島の舌が自身の秘所を直接なぞっているよう感覚だった。
翔子は甘い余韻の中で、もう石島にされるがままであった。

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