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東大に合格した繰り返し学習のやり方
皆様、こんにちは。
東大卒の25歳で教育分野での起業を準備している
佐藤黎司(さとうれいし)と申します。
本日は勉強方法に関して書こうと思います。
その中でも個人的に特に良かったと思う、
1つのテキストに繰り返し取り組むことの
話をしていきます。
なぜ、1つのテキストに繰り返し取り組むことがオススメなのか?
繰り返し学習をすることの効果に関しては
論文でも言及があります。
一例として、以下の論文を見てみましょう。
A)一日の間に何回か繰り返せばほとんど確実に記憶することができる。
B)一度記憶したと思っても、次の日には正解率は最初の日のレベルまで低下するが、繰り返すことによってまた記憶することができる。
C)記憶したと思っても次の日になると、まるで記憶していなかったように正解率を低下させるが、毎日繰り返すことによって、新たな日に起こる正解率の低下は徐々に小さくなり、高い正解率に達するためにも繰り返す回数は徐々に減少する。
D) A)からC)を経て、次の日に来る正解率の低下がなくなることで、記憶を次の日にまでとどめるまでの記憶になったことを意味する。当然、この状態に達したといっても、 全問正解というレベルが保てるわけではなく、70%以上というレベルを維持する。
E)このようにして、90%以上の正解率のレベルを繰り返す段階に到着する。
「e-Learningを用いた学習方法」
医療福祉研究 第6号 2010 P117
※一部誤字と思われる部分を佐藤の判断で修正
このように繰り返し学習をすることは確実に
記憶を定着させる手法です。
もっと効率的な方法がないかと探したくなる
気持ちもわかりますが、結果的に近道かつ
誰でも確実にできる方法だと思います。
以下で私の工夫も紹介しますので、そちらも参考にしながら取り組んでみませんか?
基本を網羅しているテキストを選ぶ(学校で配られるテキストでよい)
私はほとんど自分でテキストを
買ったことがありません。
教科書、学校で指定された問題集、
そして、過去問。
ほとんどこれだけで合格しました。
むしろこれこそが合格できた理由だと思います。
学校で指定されているテキストは
幅広いレベルの生徒が使うため、
基本が網羅していることが多いと思います。
※私は地方公立校出身のため、
進学校だと勝手が違うかもしれません。
基本を徹底すること、それが非常に重要です。
そして、それをできるテキストを選びましょう。
ですから、基本的には学校で提供される
テキストで問題ないと思っています。
とはいえ、不安な方もいらっしゃると
思いますので、今後使用したテキストの
紹介はしていきますので、参考にしてください。
1つに決めて、インプット、アウトプット、復習を繰り返す
そして、決めたらそのテキストと心中します。
私の親族で、テキストを色々変えた方が
いましたが、結局うまくいきませんでした。
青い鳥を探すリソースがあれば、
テキストを徹底的に使い込みましょう。
そして、このテキストでインプット、
アウトプット、復習を徹底する。
※インプット用とアウトプット用は
別テキストでもいいですが、
同じ会社のものなど、関連が強いことが
望ましいと思います。
復習の重要性については、
共通テスト後にやるべきことの回でも
話していますが、復習こそ本命です。
不安な部分、間違えた部分は
関連知識も含めて徹底的に復習しましょう。
間違えた問題、不安な問題はマークする
そして、間違えた問題、不安な問題は
マークしておきましょう。
私、間違えた問題には✓、不安な問題には△を
つけていました。
こうすることで、苦手を可視化できますし、
後述のやり込み方にも繋がります。
マークした問題だけやる
マークした苦手問題だけをやり込みます。
そして、もちろん復習もする。
こうすることで、テキストを自分用に
カスタマイズしつつ、繰り返し学習の
リソースが膨大にかかるという問題点も
ある程度解消できます。
ひたすら繰り返してマークがつかなくなるまでやる
そして、上記のステップを、新たにつく
マークがなくなるまで徹底しましょう。
何回もやるとどんどんマークがつく問題が減ると思います。
そうすると、苦手分野を復習する頻度が高まりますから、自然と定着もしていきます。
教科にもよりますが、私は高校3年間の間で新たなマークがつかなくなるまでやるというのを2セット以上はやりました。
つまり、1度全問題でマークがつかなくなってから、さらにもう一度全問題をやってマークをなくすというのをやりました。
ここまでやりこめば大抵の問題には対応できます。
また、すでに1年生も終わるよ、2年生も終わるよという方でも、
私が2周以上できたなら、1周くらいならできると思いませんか?
まずは、苦手教科だけでもいいです。
次のテスト範囲だけでもいい。
一度試してみて、合わないならやめるつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回は勉強法として、私が特に効果があったと感じている繰り返し学習について方法も込みで紹介しました。
結局凡事徹底が非常に重要です。
ぜひ、取り入れてみてください!
それでは、また