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メガネを作製するための“測定”は「誰がやっても同じ」ではない
メガネ店でメガネを作るために測定をします。
「正しい度数」「適切な度数」をきちんと測定するのは、実はそれなりの知識とスキルが必要です。
よく見えているから度数が合っている、とも限りません。
過補正になっているリスクがあります。
測定には基本中の基本である「雲霧をかける」という手技や「最高視力の最弱度数(近視の場合)」、「最高視力の最高度数(遠視の場合)」といったルールの理解が必要です。
オートレフによる他覚値を鵜呑みにしてはいけません。
また、お客様に「赤側と緑側のどちらの◎が見やすいですか?」と聞くR・Gテストや、「1番と2番でどちらの点群が見やすいですか?」と答えていただく点群視標を使ったクロスシリンダーによる乱視測定は、お客様の「答え方の微妙なニュアンス」まで織り込むさじ加減のスキルが必要です。
当然、一朝一夕に身に付くものではありません。
だからこそ国家検定資格である眼鏡作製技能士の受検資格は、2級で実務経験 2年以上、1級は実務経験5年以上となっています。
メガネを作る際の測定は「眼鏡作製技能士(特に1級取得者)」を指名することがおすすめです。