NO! Uber プライシング
いま巷で騒がれている、突如襲ってきたUberの激安報酬単価地獄について 思うところを 記事にいたします 。
ただ、最初に言っておきますが、これ全て私の憶測ですので、肩の力を抜いてご覧いただけると幸いです。
Uberの配達報酬に関しては、以前から「おやっ?」と思うことは多々ありました。
多々ありましたが、流されていました。
そして先週あきらかな異変が起きました。
繁忙期で稼げるプラットフォームから一転して、稼げないプラットフォームに変貌を遂げたUber!
そこに対してまたしても私は騙されるところでした。
過去のYouTube動画でも色々な説をとなえていましたが、後で詳しく解説しますが、これ全てUberの仕掛けた罠にはまっていたのでは無いだろうか!
なぜかと言えば、我々の脳はUbeの仕組んだ「ギャンブルプライシング」によって麻痺していたからです。
もはや 閑散期も繁忙期も関係ありません。 その日その日、 今日は 繁忙日だとか 閑散日だとかそういう捉え方をした方が良いで
しょう。
何故ならば、繁忙期だとか閑散期だとかは関係なくなってきているからです。
まず、皆さん周知の通り「ダイナミックプライシング」という ことをいいことに 、報酬のブラックボックス化が進みました。
これで アルゴリズムの内容は 配達員には一切わからない 報酬 価格の決定メカニズムが
浸透したわけです。
それまで主流であった距離によって報酬が変わる制度がなくなり、 あくまでも 需要と供給のバランスで決まる というロジックが浸透することで、「今日は稼げる」とか「今日は稼げない」とか肌感覚でザックリとはわかるようにはなっていました。
でも、具体的な報酬価格の算出方式は誰にもわからない状態が当たり前になったわけです。
ただ、しばらくは、本来のダイナミックプライシングのアルゴリズムで運用はされていたと思います。
要するに、この報酬ブラックボックス化を先ずは浸透させることが必要だったからです。
そう、需要と供給のバランスですから、お客様からの注文量であるとか ドライバーの数であるとか 本来のダイナミックプライシングはそこで決まるはずでしたし、実際にその要素で報酬が変化していることが伺えるようなオファーになってはいました。
その要素が 突然いま、意味をなさなくなってきてはいないでしょうか?
自分も先日の動画で ここ最近の Uberの
報酬 価格の激変 ぶりに 大学生が夏休みに入って ドライバーが一気に増えたからではないかとか見解を述べさせて頂いており
ましたが、それはダイナミックプライシング」をまだどこかで信じていたからです。
ダイナミックプライシングであるからには需要が減るか、供給が増えないかぎり報酬額が減ることはありえないからです。
さらに遡り その前の動画では 最近日中が
報酬が良くなり夜の報酬が悪くなったのは 過去には 昼の鳴り悪く 夜の鳴りが良かったことから考えても 、やはり日中は猛暑で熱く夜は過ごしやすくなったからこその ダイナミックプライシングのまさに変化であると捉えていたわけです。
更にさかのぼれば、しかっりと雨が降る日や日曜日はしっかりと稼げました。が、 ここ最近の流れを見ると、 猛暑であるにもかかわらず 日中 の単価の低迷ぶりはどういうことでしょうか?
さらにはなぜか夜に 単価が良くなることもあり 、そして これだけ低単価が続く中でも突然 4000円とか6000円とかの特大マグロが局所的に 飛び交っている。
それをSNSを通じて目にします。
こんなものはダイナミックプライシングでも何でもないギャンブル プライシングであると 説明のつかない 価格の落差 ぶりに 自分はそういう表現をさせていただきました。
それでもこれがもっと多くの頻度で 高単価 案件が飛び回るようであれば、 ギャンブル要素が強くなり面白いとは思いますし、少し前までは実際にそうでした。
この期間に我々の脳は ドーパミン が 過剰に分泌するギャンブル 脳へ変わってしまったのです。
今現在においては圧倒的に低単価のオファーが多く 、ごく稀にしか 高単価のオファーは飛びません。
今は、ギャンブルで言うならば完全に 胴元が勝つ 仕組みが 成立してしまっているという状況です。
猛暑だろうが、日曜日だろうがマグロは全然飛ばなくなりました。
ところが、以前はしょっちゅうマグロが飛び回っていたので、すっかりギャンブル脳になってしまった配達員は、私を含めみな
脳内で「ドーパミン」が分泌してマグロを釣り上げる快楽を覚えてしまいました。
だから、いくら低単価報酬の案件が続いても「またきっとマグロが回遊するよ」と心のどこかで期待してしまい、のんきに釣りを続けるのです。
だけど中には冷静な人がいて、「これはUberがアルゴリズムを変えている!
しれっと計算式を書き換えたぞ」と気付きはじめ、それを聞いたときに私もまだそこまで深く洗脳されていなかったこともあり、洗脳がとけました(笑)
これはUberにしてやられているぞ!!と気付きました。
この低単価報酬地獄その理由は何か 単純に Uber 本体の懐事情によって 配達員の報酬 価格を 変動させている だけであるとするならば 、我々は 完全な出来レースの中で あーでもないこうでもないと 思考を巡らせ 手のひらの上で 転がされていただけの話です。
冷静にデータを見返してみたら、私自身の報酬額の変化で言えば7月に入ってから3週間の平均と直近の1週間で 比較する
と、実4割ダウンの平均報酬額となっています。
ついこの前までは、猛暑により 繁忙期になったと 私も含め皆が騒いでいましたが、
直近1週間で 何がおきたのでしょう?
いきなり天候が涼しくなったでしょうか? 否!
世の中が 外に出たくなる気候になったわけ
ではありません。
相変わらずの 猛暑が 続いています。
さらに言うならば、インフルエンザとコロナが猛威を振るい 熱中症 だけではなく 、これら 感染症の 対策も含めて 巣ごもり 需要はますます高まりを 見せています。
さらに 円安により 今年の夏は 海外旅行へ行く 風潮も 例年以上に 少ないはずです。
オオリンピック も始まりました。
また 冷静に考えれば、昨年や一昨年と比較して 今年 いきなり 大学生に Uber eats が大流行しているとも考えづらいのに昨年はなかったこの繁忙期におとずれた突然の報酬下落に対して、今まで あーでもないこうでもないと考えていた仮説は 一旦全て 捨てる
べきではないであろうか?と。
全てはウーバー イーツ 運営により調整されているにすぎないということです。
そう考えれば こんなに暑いのになぜとか 雨が降っているのになぜとかピーク時間なのになぜとか 思う必要も ありません。 皆さん 今週 やたら 周囲の人は外れ クエが多いのではないでしょうか?
また クエが 10回プラスされてるのも なぜ でしょうか? 我々は配達員が多いから 単価が下がっちゃっても仕方がないと考えている最中 、 注文者側には 配達員が 少ないからと 手数料を 多めに取るメッセージが出ていたこともご存知であろうか?
これもわたしのYouTube動画にコメントを
くださったかたの情報で気付くことができたわけですが、 エリアによっては近くに 配達員がいなくて 注文ができないという ブラックアウト状態になってるという声も 聞きました。
これは 単価の低下に嫌気がさし 一気にUber から 配達員が減ったという考え方もできるが 、そうなれば まあ 鶏が先か卵が先かみたいな 話なのかと 思いきや 、どうやら我々が単価が下がったと騒いでる日と同日に その現象が起きているという ことが わかりました。
ということは 、以前は 明らかに ある程度のダイナミックプライシングで 報酬額が決定されていたものが、 直近1週間で アルゴリズムを調整されたと思うのが やはり 妥当ではないであろうか 。
アルゴリズムが勝手に変えられても我々はそれを 肌感でおかしいと感じていても 証明する手段もなければ それを訴えるべき場もないという 状態であり 、結局は 気に入らなければ オファーを受けなければ良いだけだしアプリをオンライン しなければ良い という話に なる。
そう我々は労働者ではなく、個人事業主だから。
ただ、 ウーバーにも 労働組合ではないが
ウーバーイーツユニオンがあったではないかユニオン の活動はどうなっているのだろうか ?
調べて見ました。ウーバーイーツユニオンの主張要求の中に、「適切な報酬」という柱は確かに存在します。
そしてそこにはこのように書かれておりました。「報酬の算出基準を明確にすることを要求します」と。
そして、2022年11月25日に東京労働委員会から団体交渉応諾命令が出され、12月7日にUber側が中央労働委員会に再審査申し立て行ったため、事実上の団体交渉拒否状態が継続されているということがわかりました。
物価が高騰し 増税され 労働者は 最低賃金の上昇のために 世の労働者は立ち上がれば交渉もできるが、我々 ギグ ワーカー は交渉のテーブルにつくことも許されていない 。
これが現実です。
我々の無力感を思い知らされる。
今はただ コツコツと 耐え忍ぶしかないということか。
我々の報酬額は ダイナミックプライシングでもなければ 一喜一憂 できる ギャンブル プライシングでもなかった。
Uber の Uber による Uber のための 価格決定方式である。
そう言うなれば Uber プライシングによって 決まっているのだから。
Uberの懐事情は知る由もありません。
本国からの圧力でしょうか?
タイミング的には先日のマックのシステム障害で本来得られるはずであった売上利益は相当減少したであろうことは想像できます。
ピックパックペイが想像以上にコストがかかってしまっているのかも知れません。
Android端末ではプラスカードの導入が大幅に遅れていましたし、実際の運用面においても不具合が多く、調整金ばかりが過剰に膨らんでいることでコストを抑える必要もあるでしょう!
そのことが原因だとするならば一過性のもので、またシレっと報酬額が戻る可能性もあります。
いずれにせよダイナミックプライシングできまるのでではなくUber運営の胸三寸で決まるUberプライシングであるそのことに、我々の報酬額の不透明さに対して、もっと我々は異を唱えるばきではないでしょうか?
こういう話をすると必ず、「今までがもらい過ぎていたんですよ」とか、「我々は業務委託なんですから気に入らなければやらなければいいだけですよ」というおりこうさんが必ず出てきますが、報酬額が減らされて嬉しい人はいないハズです。
当然のことながら拒否されるオファーが続出です。
お店では作り置きされた冷めた商品がカウンターを埋めつくしています。あるお店ではUberの注文が出来なくなっています。配達員だけではなく、当然お店もお客様も大変迷惑でしょう。
ここに来て さすがにおかしいと気づき始める 配達員たちは増えてきました。
そして幸いなことに 今は Uber 以外にも フードデリバリーのプラットフォームが 3つあります。
特に 私のエリアにおいては 出前館が強いです 。
強いと言っても ついこないだまでは Uber がダントツ トップで 次いで大きく差を開けて2番手に出前館 という感じでした。
ところが 今は 出前館がトップに躍り出た感じです 。
これは出前館が 自ら這い上がったのではなく 、勝手に Uber が こけたおかげで そのままのペースで 追い抜いちゃった感じです(笑)
なので Uber には 是非 立ち上がり、復活を遂げていただきたい。
何度もいいますがダイナミックプライシングであるはずなのに明らかに需要と共有のバランスから考えて今回の報酬減額は
おかしいですよね?
なんの告知も説明もないまましれっとこれだけの大幅な配達報酬カットを断行するUberにはいま怒りを覚えます。
NO!Uberプライシング!