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横浜美術館 おかえり、ヨコハマ
横浜美術館リニューアルオープン記念の企画展「おかえり、ヨコハマ」を見てきました。
展覧会の構成
第1章 みなとが、ひらく前
第2章 みなとを、ひらけ
第3章 ひらけた、みなと
第4章 こわれた、みなと
第5章 また、こわれたみなと
第6章 あぶない、みなと
第7章 美術館が、ひらく
第8章 いよいよ、みなとが、ひらく
横浜の歴史を様々な視点から見ることのできる展覧会でした。古代から現代まで、横浜という共通点を持った様々な作品を鑑賞することができました。
最後の第8章では、子どもも楽しめるように絵の位置を少し下げたり、子ども用のパンフレットが置かれていたりと工夫がされていました。
また、企画展を観終わったあとすぐにコレクション展(常設展)を観られるような構造になっていたのも良かったです。こちらも横浜ゆかりの作品が展示されていました。
ただ、個人的に残念だった点が2つあります…(本当に個人的に思ったことです)
1つ目は紙の作品リストがなかったことです。会期中の展示替えがあるもののみ紙が配布されていて、その他の作品はその紙に掲載されているQRコードを読み取る形でした。チケットもレシートだったのでペーパーレスを心がけているのだろうかとも思いましたが、その他のところ(リニューアルした部分の紹介約10種類など)では紙を使っていたのでそういうわけでもないのだろうと思います。大人1800円とそこまで他の美術館と比べて安いわけでもなかったので残念な点でした。
2つ目は作品のゾーニングについてです。
美術作品を適切か不適切かといった点で分けるようなことはしたくないと思っているのですが、今回の「おかえり、ヨコハマ」は子どもも一緒に楽しめるということをコンセプトにしていましたので、その辺りはしっかり分けていてほしいな…と思いました。第8章ではおそらく幼児~小学校低学年程度の子どもたちが楽しめるような工夫がされていましたが、別の章では街娼などそれが理解できている子どもでなければ見せるのが憚られるようなものもあったので、難しいところだとは思いますがしっかりとゾーニングしていただけたらと思いました。
色々と書いてしまいましたが、無料で観られるスペースも多くありそれだけでも十分楽しめると思います!横浜駅からのアクセスも良いので観光ついでにぜひ見に行っていただきたいです。