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囀る鳥は羽ばたかない 58話感想など
登場人物がたくさんの58話、会話のシーンが多くて読み応えがありました。過去の話しを読み返して繋がりを考えてみたり、、、長々と綴った感想文です
前半、三角さんと綱川の会話
綱川が
あの色モノに首輪しながら好きにさせて特別扱いもいいとこじゃないですか
に対して三角さんの
ほう お前にもそう見えんのか
というのがひかかった。そう見せているけど、そうじゃない、みたいな意味合いなのかな??
矢代さんを好きにさせてると言うよりは、息子じゃなく愛人って言ったところも 無理に組を持たせない事も、ゴタゴタや抗争などに巻きこませないようにするためなんじゃないのかなと思ったり。
百目鬼の事を知った三角さんの態度が、、娘を持つ父みたいな。とりあえず矢代さんに近づけたくない。でも、なんで?って自分でも分かってないのか、、 綱川の前だけの演技なのか、、
演技だとしたら三角さんの "、、、" のコマに
手書きの "たしかに" はわざわざないのかなーと思ったり。
三角さんにとっての矢代さん感想文で書いたけど、矢代さんに変な虫がつかないようにしたい、4年前に百目鬼を捨てたのは矢代さん自身の自衛である事には気づいているだろうから(もちろん矢代さん的には百目鬼に対して 大切だからこんな世界で危険に晒させたくない、自分なんかに惹かれた事でこんな世界に足を踏み入れて欲しくないなどなど色んな感情はあると思うけれど)再会を経た2人をみて、それを隠していた矢代さんをみて、矢代さんの変化にも気付きそうだし三角さんの態度もなにか変わりそう。
あと、天羽さんが絡んできそう。
2人が土下座してまでこの世界に入った理由を知っているのは天羽さんただひとり、、
似てるようで違う、どちらも見ていた天羽さん。
あと綱川は三角さんが百目鬼を嫌う理由は矢代さんに関係しているっていうのは気づきましたね。
百目鬼をこれから大きくなるであろう抗争の戦力にしたいはず。 俺はな 気に入ったものほど用心する、判断が鈍るのが許せねぇたちでな(7巻) ということは今後百目鬼の真意がバレた時(百目鬼の4年間がわからないし、どうしようと思ってたのかもはっきりとはわからないけれど)矢代さんを優先するような事があれば?危険な状態で切られるとかあるのかな、、
矢代さんに対する三角さんの情と、百目鬼に対する綱川の情は全然違うものだと思う。
そういえば神谷が矢代さんと百目鬼の過去のアレコレを伏せてるのはなんでなんだろ??今後綱川から突っ込まれそうだけど、、、
神谷がヤクザも役者と似たようなもんって言ってたセリフ、、矢代さんを思い起こさせる意味でとらえてたけど、なんか神谷も隠してる事ある??と今更気になってきた。そんな事を考え出すと何でもかんでも伏線に見えてきて妄想が止まらない
後半、久々の影山先生登場。
目が見えていないのは七原がバラしてましたね、、
今後の物語で矢代さんの目が見えないことがどう影響するのか、百目鬼はどうやって知るのかなと。
もうこれは影山先生と話す展開があるんじゃないかと妄想しています。久我がクラブで人探ししているって言ってるから場所は割れそうだし。
あと、久我がバイクの整備士ってなんか嬉しい!ファンブックの中で愛車SRてなってたし、好きな事を仕事にしてるー!と。2人の時間も確保できるしね。
影山と久我、矢代さんと百目鬼、対照的な2組の4年間、、、比べるとつらいですね、、、
そして、百目鬼、、、
矢代さんに会いに来てくれてありがとー 涙
ページめくってちらっと見えた時は思わず声が漏れました。
2週間、、、何度も何度も何度も、、、
忘れたと捨てられても
諦められずに4年間思い続けた人。
そりゃ会いたいですよね。
いろんな理由はあると思うけど。
ただひたすらにあなたを求めているんですよ。
泣ける。
言葉もなく
何の意味もなく
本当にそれしかないと感じるくらいには
には っていうのがね、、そうじゃないんだろうけどっていう思惑も感じとっているのかと、、
56話→ただやりたいだけです いいなそれ
57話→やりたくてしょーがねーって顔してんな
また来ます セックスしに?
このやりとりは建前で、2人とも建前を崩す事なく2週間をやり過ごしているということなのかな、、、
57話読んだ後、百目鬼の思いは矢代さんには全然伝わっていないのか?と悲しくなったけど、そうじゃないんじゃないかと。
百目鬼の思いを矢代さんは分かっている。受け入れられない自分が嫌なんですよね。好意を全面に出されると逃げたくなるし、多分そうする事でまた百目鬼を傷つけてしまう事になるから。矛盾している自分。だから自分の気持ちから目をそらすし向き合えないでいる。
57話の最後、人は変わるの百目鬼とママの姿は、4年前は自分にだけ向いてた好意は他の人にも向ける事ができる。自分がいなければ百目鬼は女性と普通に幸せになれる。そんな意味合いなのかな? いつもチラっと出てくる百目鬼と女性の姿の妄想。はっきりと意味合いが分からないから想像するしかないのだけれど、、、
で、影山が矢代さんを気にかける、核心に触れる
4年前の 惚れてたんだろ?
矢代さんは昔の百目鬼を思いだす。
自分を慕っていてくれた可愛い百目鬼。
自分の気持ちにはっきりと気付いてる
だから、口元アップのコマ
笑って誤魔化すことはできない、歯を食いしばる。
勘弁してくれ、本当に
もう自分の気持ちに向き合わずにはいられない。
からの、、、雨。
私の雨妄想は別でまとめましたが、2人が心を通わすことのできるひととき。
次話、雨が降り続いていたら、お互いの気持ちを確認できるなにかがありそうな予感、、、
9月末に59話が読めるのか、まだ先なのか、、、
早く続きを読みたい気持ちと、物語がクライマックスに向かっている感でゆっくり進んで欲しい気持ちとせめぎ合っています。
追加、矢代さん宅に通う百目鬼に思う事
雨に濡れた百目鬼が矢代さんに会いにきた時のコマこれは多分 また来ます の初回だと思うんですよ。
雨の日なのにも理由がある、、、
扉を開けてくれた、
自分を受け入れてくれた、
ひたすらにお互いを求め合っている
何も言わない。
意味なんていらない。
今はただその現実だけでいい。
そんな風に感じました
たった2ページのこれだけのコマで
こんな引き込まれるなんて、、、
ヨネダ先生の漫画の構成凄すぎて。まだまだ続いてほしくて、もっと読みたい。
あとあと、
来ては 帰った
じゃなくて、
帰っても また来た
なんじゃないの?! と。
あなたの側にいたいんです
少しの時間でも一緒にいたい。
今はまだ矢代さんに逃げられないように距離を保ちながら、矢代さんが受け入れられる方法で、、、。
と妄想して、その愛に泣けます。
大人になった百目鬼、愛を押し付けない。
そんな風に感じてます。