学園祭学園「フェスタ」レコギジ 其の六「Rec3日目+自宅エレキRec」編
どうもこんばんは、humandogのサワダです。
まず、こちらは基本的にレコーディングの記録・覚え書きとして書いていきます。が、これからレコーディングしてみたい!ってな人の参考にもなったら幸いでございます。
現在、文化放送「超!A&G」界隈で局所的大ヒットを飛ばしているバンド"学園祭学園"のシングル「フェスタ」のレコーディングについて、どんなことがあったか、どんな手順で進めたのか、どんな機材を使ったかなど、数回に分けてざっくばらんに書いていきたいと思います。※サワダがエンジニアとして参加しました。※学園祭学園というバンドについては特に説明しないので、おのおので調べてみてね!
Rec3日目
Rec2日目から約1週間後、茨城のサワダ自宅にてボーカル&コーラスレコーディングを行いました。青木君、阿部君が片田舎にやって来ました~。最寄り駅まで迎えに行ったところ、見るからに田舎な周辺を見て「いや~住みたくないっすね~!」と二人に明るく言われたこと、僕は忘れません。同感です。
特に今回はセッティング表はありません。ボーカル、コーラスの他、録り直しが決まったシェイカー、入れるか検討中だったハーモニカを録る予定で臨みました。
使用機材ですが、この日のマイクプリは全てUniversal Audio SOLO/610で録っていきました。マイクは、ボーカル・コーラス・シェイカーがCAD M179で、ハーモニカがOktava MK-319だったと思います。コンプの掛け録りはしていませんでした。※Rec2日目で録った仮ボーカルにより、使用マイクがM179に決定したのでした。
まずはシェイカーの録り直しから。Rec2日目で録ったものは裏拍が強めに出過ぎていので、表拍を意識したリズムに変更です。シェイカーひとつでだいぶ印象が変わるもんですね~。表拍にアクセントがくると曲が前に前に進んでいくような感じがします。
次に青木君ボーカル。分かりづらい音程のところはミニキーボードで音を確認しながら録っていきました(因みにうちではYAMAHA PSS-270使ってます。スピーカー付きの鍵盤、とても便利ですよね。)。ところで、2番Aメロの1小節目「"しゅ~~"じつ」のこの"しゅ~~"と伸ばした歌い方は、この日決まりました。Rec以前のライブでは「しゅぅ じつ」ぐらいの伸ばし方だったこと、コアな学園祭学園ファンはご存知でしょうか?
続いて阿部君コーラス。こちらもミニキーボードで音を確認しつつ録っていきました。コーラス感を出すため、ダブリングを多様していきました。阿部君の作るコーラスのメロはとても難しく、僕にはさっぱり歌える気がしません。
最後に青木君ハーモニカ。フレーズが固まってはいなかったので、相談しつつ録りながらフレーズを固めていきました。何度も録り直していくうちに、青木君はハーモニカが上手くなっていくのでした。
サワダ宅への泊まり込みも覚悟で来てもらったのですが、なんとか終電前に終えることができまして、録り終えて3分後には駅へ車を走らせたのでした。青木君、阿部君、遠いところまでお疲れ様でした!
自宅エレキRec
サワダのエレキギター録音についても少し書いておきます。今回は特に指定のフレーズも無かったので、こちらで案を挙げる→学園祭学園に聴いてもらい、修正点をもらう→案を挙げる→聴いてもらい修正点を…というのを繰り返してフレーズを組み立てていきました。レコーディング時期としては、ボーカル録り以降でした。なかなか僕のギターの腕的に大変でした。1番終わりの間奏から右側にいるギターがサワギ(サワダエレキギターの略。対して小松さんのギターはコマギ。作業期間中みんなでそう呼んでました。)ですので、注意して聴いてみてください。
機材についてです。LINE6 POD XTを使用してラインで録音しました。POD XTはすでに古い機材になってしまいましたが、大学生の時に奮発して買って以来超愛用しています。それの弊害でアンプでの録音には正直疎かったりします。青木君から音を少し丸くしたいとの要望があったので、ギターのトーンを絞って音を少しこもらせて録りました。ギターは愛用のGrecoのレスポールです。
録音やミックス作業と平行して、小松さんも自宅にてエレキの録り直しとオルガンの録音を行っておりました。そちらも録り終えてようやく全素材が揃ったのでした。
次回、ミックス編に続く!(更新は3月!)
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