学園祭学園「フェスタ」レコギジ 其の四「Rec1日目」後編
どうもこんばんは、humandogのサワダです。
まず、こちらは基本的にレコーディングの記録・覚え書きとして書いていきます。が、これからレコーディングしてみたい!ってな人の参考にもなったら幸いでございます。
現在、文化放送「超!A&G」界隈で局所的大ヒットを飛ばしているバンド"学園祭学園"のシングル「フェスタ」のレコーディングについて、どんなことがあったか、どんな手順で進めたのか、どんな機材を使ったかなど、数回に分けてざっくばらんに書いていきたいと思います。※サワダがエンジニアとして参加しました。※学園祭学園というバンドについては特に説明しないので、おのおので調べてみてね!
Rec1日目 後編
11月初旬、レコーディング1日目の後編です。後編とは言いつつあまり書くことは無いかも。
楽器周りのセッティングと平行して、各演奏者のモニターの準備もしておきます。キューボックスを借りられたので、それを使いました。
各楽器に演奏してもらい、入力レベル調整をしていよいよ録り始めます。本番だと演奏者に力が入ってクリップすることが多いので、余裕のあるレベル取りが肝心ですね。入力レベル調整の段階から録っておくと、調整後録れ音の確認もできるのでおすすめです。あくまで録れ音が大事なので、ある程度マイキングが済んだら録り始めてしまって、その録れ音を元にマイク位置の微調整をするのが効率的です。今回は最初のセッティングで音も問題無かったので、ほとんど微調整はしませんでした。
録れ音もしっかり確認できたら、あとは良い演奏を期待してRecボタンを押すのみです!学園祭学園、演奏うめえなぁなんて思いながら。
休憩を挟みつつ、数テイク録り終えました。
もともとのスタジオ予約時間終了後、RecBoothが空いているということで、延長してテイク選定をすることになりました。RecBoothは液晶モニターやモニタースピーカー、各機材がある部屋です。レコーディング最中、僕とアコギ青木君がいた部屋ですね。この部屋で先程録った数テイクをじっくり聴いていき、全員でどのテイクを使うかを選んでいきます。ほんとなら1本のテイクを選んでこれを全部使おう!ってなるのが理想的なのですが、別テイクからばんばん部分的にコピペして縫合手術していきます。Special Thanks ProToolsです!ばんばんとは言っても、各楽器2、3箇所程度の修正だったと思います。スタジオの時間は限られているので、クロスフェードなどのショートカットキーを覚えておくと大変便利です。
ここで朗報です!小松さんからこの日の写真を(肖像権ごと)もらうことができたので、いくつか載せたいと思います。小松さん、グッジョブやで!
ドラムはこんな感じのマイキングでした。
RecBoothはこんな感じ。青木君とサワダ。
ベースと市川君。左下にU5が見えますね。奥側のガラスの先がRecBoothです。どこのスタジオだか分かる人います?
ドラムと栗田君。スネアをタオルでミュートしてるのが分かりますね。
ご機嫌な青木君とお手上げの阿部君。阿部君は今回は演奏無しなので、セッティングなど手伝ってくれました。
テイク選定など全ての作業を終えたら、データのバックアップを別媒体に忘れずにしましょう。僕はいつも録音用に外付けHDDを使っているので、バックアップは本体の内蔵HDDにコピーしちゃってます。
テイク選定の際、小松エレキは録り直すことになったので、小松さん自宅作業用にデータを書き出してこの日は解散となりました。お疲れ様でした~!
次回、Rec2日目編に続く!
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