サンタさんになったパパをAIは見破れるか?
こんにちは。ヒューマノーム研究所のえりこです!
今日はみなさん、待ちに待ったクリスマス・イヴですね🎄
私のクリスマスの思い出といえば、「今日は絶対美味しいケーキを食べるんだ!!」と意気込んで、ミルクレープの美味しいお店に行ったら、完全に売り切れていたことでしょうか。。。
以前働いていた会社では、キラキラのクリスマスツリーの近くで夜景を作るお仕事をがんばっていましたが、みなさんは、あまり残業しないようにしてくださいね。いのちだいじに。
私の思い出話はさておき、お子様のいらっしゃるご家庭では、お父様がサンタさんとしてご活躍されているのではないでしょうか? ...ただ、サンタさんとは一年に一度しか会えないはずなので、「パパだよね?」という状態でお子様の前に登場するわけにはいきません。
そこで今回は、プログラミングなしでAIを作成できる弊社のノーコードツール・Humanome Eyes(以下、「Eyes」)を使ってパパ判定AIを作成し、パパはどこまでサンタさん化すればパパと認識されないのかを試してみることにしました。
具体的なEyesの使い方は、以下のnoteの記事を参考にしてください。
1. パパ判定AIをつくってみよう
今回は弊社のパパ代表(Jさん)の写真を20枚用意して、 EyesでAIを作成しました。上記の設定で学習を行った結果は以下の通りです(図1)。
各グラフの項目についての詳しい説明は下記のリンク先を参考にしていただければ幸いです。
Total Lossも下がり切っているように見えますし、PrecisionやRecallも0.8を超えているので、まぁまぁ使えるのでは?と思われます。では期待をこめつつ、オブジェクト検出テスト(作成したAIをつかって、パパを発見するテスト)を行ってみましょう!
2. パパ判定AIの性能を試してみよう
では、実際の検出結果を振り返りながら、パパ判定AIの性能をご紹介します。さて、弊社社員のJさんはどこまでパパバレしてしまうのでしょうか...?
① ノーマルJさんの写真のパターン
こちらはパパと判定されてほしいですね。
結果はしっかり、パパと判定されました!
② サンタ帽を被ったJさんのパターン
こちらは、お子様は気づいてしまうのでは...?と思いますが結果はどうでしょう。
さすがパパ判定AI。この程度の違いであれば、パパと認識してしまいますね。
③ サンタ帽+髭のコスプレをしたJさんパターン
こちらは、パパ判定AIも判定が難しいのでは?とおもいつつ、予測開始!
おろ、、パパとして見つけてしまいますね。。。
④ サンタ帽+髭のコスプレで顔を隠したJさんパターン
どこまでやったらパパだとバレないのかな?と試したくなり、こちらの画像を判定させてみました。
結果、ようやくパパだとバレませんでした。やったね✨
。。。ここで、えりこは気づきました。
学習データに入れた画像がワンパターンだった。
もしかしたら、これは目と鼻と口があればパパだと思ってしまうのでは?
⑤ えりこの写真パターン
もしかして、私もパパになれるのでは?という出来心知的好奇心から、自分の写真で予測してみました。この写真では、Eyesのアクリルスタンドで顔を半分隠しているので、サンタ写真とかなり近いシチュエーションと言っても過言ではないでしょう。
あれ? どうみても「パパ」と検出されてますね。。。
3. パパ判定AIを振り返ってみよう
Eyesのアクリルスタンドと顔が重なっているにもかかわらず、私のこともパパと思ってしまったみたいです。パパになった覚えもなければ、パパ活もしていないのに....驚きを隠せません。
こうなってしまった原因として、学習データのパターンにJさんのワンパターンの写真しか入れなかったことが考えられます。
私が利用した全ての学習データは、Jさんに協力していただいた、グレーのパーカーをきたJさんの画像でした。そのため、今回作成したAIは、「大体人間っぽかったらパパだわ」という、雑な判定をしてしまうAIになってしまいました。
正確にパパを判定できるAIを作る際には、「パパ」と「パパ以外」をきっちり判別できるよう、さまざまな人間やサンタさん!?の画像をいれないと、AIは違いを学んでくれないんだな、ということを勉強したクリスマス・イヴでした。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それではみなさま、すてきなクリスマスを!
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