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ノーコードではじめる画像認識AI

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画像認識AI・物体検知AIをこれから学ぶ初心者向けテキストです。ノーコードシステムを使ってAIを自作しながら、データサイエンスの基礎を学べます。
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「ユーグレナ認識AI」を開発した件について、超異分野学会で発表しました

みなさん、はじめまして。 ヒューマノーム研究所のエンジニア、落合です。 今回は、先月8/27に開催された超異分野学会2022大阪大会に参加した感想と、現地の様子についてお伝えいたします。 超異分野学会は、中高生、大学教員、ベンチャーや大企業まで、さまざまな所属や分野の研究発表が行われる、まさに異分野融合の学会です。 今回、当社は「みんなで作ろうユーグレナAI!〜Humanome Eyesで作るユーグレナ認識AI」というタイトルでポスター発表しました。ユーグレナ社様と理化

トランプ画像で物体検知AI開発を学ぼう!|第2回:柔軟性の高いAIを作る

こんにちは!ヒューマノーム研究所・インターンの塩谷です。 この連載では、誰もが知っているトランプを題材に、物体検知AI(ものを見つけるAI)の構築の流れや実用的な知識などについて、実践を交えながらお伝えしています。 前回の記事では、約60%の精度でトランプのスート(ハートやスペードなどの記号)を判別するAIを作ることができました。今回は判定画像の背景やアングルなどに左右されない、より柔軟性の高いAIの作成を目指します。今回も、プログラミングなしで簡単に物体検知AIを構築で

【実例紹介】自社開発したAIで外観検査を効率化!

「外観検査」とは、部品や製品など「もの」を作る工程において、部品や製品の表面をチェックし、汚れやゆがみ、傷、欠けなどがないかについて確認する検査のことです。自社で作成されたものが、国・業界・自社基準により定められた規定値を満たしているか?について管理するための重要な工程です。 その検査内容は多種多様。対象となる商品や、チェック箇所によってさまざまなパターンが存在します。 作成した機材に傷が無いか? 整形した商品にバリ(製品の加工時にできてしまう出っ張りやギザギザ)が残っ

トランプ画像で物体検知AI開発を学ぼう!|第1回:ノーコードで判別AIを作る

こんにちは!ヒューマノーム研究所・インターンの塩谷です。 今回の連載では、誰もが知っているトランプを題材に、物体検知AI(ものを見つけるAI)の構築の流れや実用的な知識などについて、実践を交えながらお伝えしていきます。 第1回目であるこの記事では、実際にトランプのスート(ハートやスペードなどのマーク)を判別する物体検知AIを構築します。AI構築には、プログラミングなしで簡単に物体検知AIを作れるツール「Humanome Eyes(以下Eyes)」を使います。パソコン操作が