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【part2】人気ボードゲームDixitで新会社のバリューを言語化する
こんにちは!経営コンサルタントの新米秘書です。
今回は前回の続編、プロジェクト究のオフサイトミーティングで行ったゲームについてレポートします!
前回の記事、プロジェクトの概要については下記をご覧ください。
オフサイトでは、新しい組織のパーパス、ビジョン、ミッション、バリューをより明確にすることを目指しました。その一環として、Dixitというカードゲームを使ってバリューの要素を引き出しました。今回はその体験をシェアします!
出てきたカードで軸となった私達の既存のバリュー
ゲームは8巡くらいして、合計8題のお題で行いました。ゲーム中には、さまざまなバリューに関する意見が飛び交い、私たちがこれまで議論してきた価値観が改めて確認されました。特に、メンバーが選ぶカードやその説明には、以下の価値観が多く反映されていました。
①「さまよい、探究し、発見する」
これは、固定された枠にとらわれず、自由に思考し行動することで、新たな知見や価値を見出すプロセスを指します。自由研究型組織において、「さまよい、探究し、発見する」は、創造性と革新性を育むための重要なフレームワークです。このプロセスを通じて、組織は常に変化し続け、新しい価値を生み出す力を持ち続けることができます。
さまよう(Wandering):
目的地や結果が明確に定まっていない状況で、あえて方向性を持たずに動き回ることで偶然の出会いや新たなアイデアが生まれる
探究する(Inquiry):
新しいアイデア、問題の根本原因探求、仮説の検証をしていくプロセス。**積極的に情報を集めて学び、新しい視点やアイデアを発見することです。
発見する(Discovery):
探究の結果、新たな事実や理解を得る。発見は過去の常識や前提を覆すような新しい知見をもたらす可能性を秘めています。これは、組織や個人が成長し進化するための鍵。
②「ボーダレス」
日本社会や日本型組織の中で長年存在してきた境界(ボーダー)を取り払うことを目指しています。この「境界を溶かす」作業は、古い思考や行動パターンをアンラーン(学び直す)し、新たな組織や働き方をデザイン・実装するプロセスです。境界の向こう側に広がる新しい世界観を創造することが目標です。
実際に出てきたカードとコメント
登場したカードと、それに紐づけられたコメントをご紹介します。これらのカードを通して、私たちが考える新しい組織のビジョンや価値観が見えてきました。カードごとのお題とメンバーの連想から、どんな価値観が浮かび上がったのか、見てみてください。
このように、カードゲームを使うことで、普段のディスカッションでは出てこないようなクリエイティブな発想や深い洞察が生まれることがわかりました。
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やってみての感想
ゲームの結果、勝敗は弊社社長が一番多く得点を獲得し、見事な勝利を収めました!実際にプレイしてみると、ゲームとしても非常に面白かったです。普段のミーティングでは出てこないような意見やアイデアがどんどん飛び出し、終始笑いが絶えない時間でした。
大人4名(社長2名含む)が真剣にイラストを見つめながら「これは新しい組織のビジョンにどう関連するのか?」と考えている姿は、外から見ればただのゲームを楽しんでいるようにしか見えなかったかもしれません。実際、ゲーム中に小さい子供が覗き込んで興味津々だったほどです!
ただ会議室でディスカッションをしているだけでは出てこなかったような発見も多く、まさにゲームを使った効果が実感できました。何より、みんなが楽しみながら積極的に意見を交換できたことで、普段とは違う視点や新たなインサイトを得ることができたと思います。
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弊社オリジナルゲームのご紹介
実は弊社では、5ヶ月前社員のエンゲージメントを高めるために、ゲームを活用した独自のアプローチを採用し開発しました。どんなにエンゲージメントが低い社員でも、ゲームを通じて夢中になりながら価値観の整理と理解を深められるように設計されています。このように、従来であれば難しかったワークも、AIを活用したシステムによって効果的にアウトプットが得られるようになっています。
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私たちのプログラムは、組織内のコミュニケーションと意思決定のプロセスを革新し、組織文化の根底から変革を促すための強力なツールです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
引き続き、プロジェクト究、自由研究型組織への挑戦についてレポートしていきます!お楽しみに!