
行動の「起きやすさ」と「続きやすさ」-行動強化は二つの観点を大切に! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】
「行動していない、行動ができていない」、(もっとやれるはずなのに…)上手く進んでいない現場では、そういう声を聞くことがよくあります。
「やらないといけないとわかっているが…、やった方がいいとわかってはいるが…」どう行動するか、させるかというテーマは頻繁に取り上げられます。
行動について考える際には、二つの視点が大切です。
一つは、行動が「起きやすいか」、
もう一つは、「続きやすいか」という視点です。
しかし、実際の現場では「行動の起きやすさ」「行動の続きやすさ」を分けて考えるようなことは少なく、「起きやすい」=「続きやすい」と捉えられているケースが多いようです。
「起きやすい」と「続きやすい」は、当然似ている所もありますが、必ずしも一致するものではありません。
三日坊主という言葉もありますが、スタートしたが続かない…という行動もあります。
「行動ができていない」という場合には、やはり「起きる」「続ける」と分けて考えた方が課題も分析し易く、アイデアもたくさん出てきます。
「起きやすさ」を強化(減退)する要因、「続きやすさ」を強化(減退)する要因は、個人においても組織(チーム)においても様々です。
「起きやすさ」と「続きやすさ」を分析してしていくと、改めて組織風土や文化を感じることもあります(笑)
対策を検討する際も「強化することを促進する対策」を打った方が効果的な場合もあれば、逆に「減退することを抑制する対策」を打った方が効果的な場合もあります。
その場合は、「できていないこと」の分析だけでなく「できていること」の分析も必要です。
行動ができていない…今一度、様々な観点から分析すると、行動強化要因のヒントが見えてくるのかもしれません。
また行動できていないことがある中で、しっかり行動ができていることに注目することも重要です。
行動が起きやすい環境、行動が続きやすい環境、いずれも大切ですね!
<ヒューマナイズ通信 2024.11.06掲載 一部修正>
https://humanize.co.jp/