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わかりあう~understandよりも?share 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】


 オンラインでのコミュニケーションが増える中で、改めてコミュニケーションの難しさを実感しています。細部を意識しないと伝わらないなぁと感じることもあれば、きちんと伝わったかな?と不安を感じる場面もあります。
 リアルではそれほど気にならなかったことが、オンラインだとあからさまになることもあり、良くも悪くもコミュニケーションを再点検しているような気がします(笑)

 伝える・伝わる、シンプルな話題ですが、「わかりあう」ことは難しいです。
 オンラインに限ったことではありませんが、ヒトの数だけ、様々な考え方やバックグラウンドがあるので、異なるもの同士がわかりあうことは簡単ではありません。
 わかりあえないことを前提にわかりあうことが大切だとよく言われますが、まさにその通りだと言えます。

 お互いが「わかっていない・わかりあえていない」というスタンスに立つことができれば、「わかろう・わかりあおう」というアクションを起こしやすくなります。
 しかし、どちらかが「わかった、わかっている」と思った瞬間にアクションが起こりにくくなります。

 そう言いながら、全くわかりあえない感じだと、諦めが先行することもあり、「わかろう・わかりあおう」というアクションそのものが発生しない、アクションを起こしたとしても維持することが難しくなることもあります。

 「わかりあう」ためには、何とも言えないバランスが必要な感じです。

 「わかろう」というアクションの中で大事なことの一つとして、共有するという感覚が挙げられます。
 understandよりも?shareという感覚です。
 どちらかが理解する(させる)ではなく、双方に分かることが重要です。
 お互いに考えていることや思っていることについて、同じ(近い)こと・違っている(遠い)ことも含めてShareすることが、わかる・わかり合う原点であると言えます。

 互いにやり取りする中で、少しずつわかる部分が増えつつ、さらにわかりあえない部分が見えてきて、そこも含めてお互いに「何とかなるだろう」と思えるのが、健全な関係性ではないでしょうか。

 そんな関係性の中で過ごせる時間を少しでも増やしたいですね。


<ヒューマナイズ通信 2021.02.03掲載 一部修正>

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