KAZコラムVol.34
皆さまこんにちは!ヒューマングループnote編集担当の朝永です(^-^)/
4連休が間に入ったということで、1週間ぶりのコラム更新となりました!!さて今回のKAZコラムは、子供たちが書いた”詩”についてです。文章から子供たちの感性や心情にを感じていただければと思います。
KAZコラムVol.34 ”地域の子供たち”
<ヒューマンニュースレターVOL.34(2009年3月発行)より転載>
ヒューマングループ 代表取締役 内海 和憲
下記の「兄」という詩は、20年前に福島郡山の”青い窓“で出会った詩です。青い窓の青は、澄み渡った青い空であり、窓は思いを伝える心の窓のこと。子供たちの夢や希望が大空に広がっていくようにと願い、社会の片隅にひらいた窓(子供の詩をパネルに飾った場所)の意味です。
青い窓を主幹されておられた故佐藤先生は、昭和33年青い窓というテーマで子供たちに詩を教える教室を開講されたのですが、子供の詩をとおして逆に多くの学びを得ることがたくさんあることに気づかれたそうです。例えば、始めた当時(昭和33年)から33年経った時、詩の作品をとおしてまったく変わっていない子供達の心情の部分と、変わってしまった環境の部分とがあることに気づかれたそうです。
変わっていないもの・・・お母さん大好き、子犬がかわいい・・・といった心情。変わってしまったもの・・・子供達を取り巻く自然、社会、家庭などの環境。子供たちから遠ざかったもの・・・自然、働く父の姿、母の笑顔。子供達に近づきすぎたもの・・・公害、マスコミ。子供達にのしかかってきたもの・・・学歴社会、テスト、宿題、習い事。子供達から消えつつあるもの・・・ガキ大将と遊びの集団、三世代家族、家事労働。
日本の高度成長の影で、子供たちは敏感に、時代の問題点に気づいて警告を発していることを、詩をとおして知ることができるのに驚きました・・・。
我々の時代背景と今の時代背景は大きく変化してきましたが、子供たちの純粋な心の中に、可能性や希望に満ちた“きゅうこん”がきっとまだたくさんつまっていると信じます。
戦後父母の一生懸命に働く姿を見て育った我々も(私は昭和25年生まれ)一生懸命働いています。どのタイミングで水をやるか、どのタイミングで栄養を補給するか、どのタイミングで太陽にあてるか・・・。
企業奉仕活動をとおして、地域の子供達に夢と希望を与える地域社会づくり・・・を目指していきたいと思います。
私には二人の娘がいます。小学四年の時に、佐藤先生と出会い、次女が”赤ちゃん”という詩を書きました。
「兄」
算数の宿題がわからなかった
母は兄に
「教えてやりなさい」といった
兄は
めんどうくさそうに
教えてくれた
でも私が
「わからない」といったら
図をかいたりして
細かく教えてくれた
私は問題の中身はおぼえずに
兄のやさしさをおぼえた
「おーい地球人」
人間は地球に
何をしたのかな?
大気汚染かな?
オゾン破壊かな?
自然破壊かな?
戦争かな?
核実験かな?
地球は人間に
何をしたのかな?
みんなにたくさんの
たくさんの幸せをくれた
「ふぅーやれやれ」
おいおいなにやってんだ
地球人!
「赤ちゃん」
犬の赤ちゃん
ねずみみたいに
小さかった
おかあさんの
おっぱいを飲んでいた
あまえていた
とても幸せそうだ
なんだか犬の回りが
とてもあたたかい
きっと天使が
羽をひろげて
守っているんだろう
朝永のつぶやき
ここまで読んでいただきありがとうございます!ここからは私のコラムを読んだ感想をまとめたプチコーナーです(^-^)
皆さまは”詩”を書いたことはありますか?私の通っていた小学校では、国語の時間に”詩”を書く授業がありました!記憶が曖昧ですが、自由なテーマで自分の感じたことを詩にして、それにイラストを描くという内容だった気がします。
どんな詩を書いたかは、忘れてしまいました(笑)
しかし、今回のコラムを読んで子供のときに自分が好きだったもの、気持ちはできるだけ忘れないようにしたいと感じました!皆さまも一度、童心に返って子供の頃の純粋な気持ちを思い出してみるのはいかがでしょうか?
それでは今回はこの辺で、また次回お会いしましょう!
次回の「KAZコラム Vol.35」は、7月30日(木)投稿予定です。