異彩を、放て。
「障害のある人」という既成概念を超えて「異彩」を世に放ち社会を変える挑戦
株式会社ヘラルドボニー(本社:岩手県、以下同社)のウェブサイトを拝見していて強く心に響くものを感じます。同社の双子の創業者で現在も共同CEOで活躍されているお二人は、「2018年7月、『自閉症の兄が幸せになる社会を、人生をかけて実現したい』という一心でヘラルドボニーを設立しました」と述べておられます。
人は皆それぞれ異なる能力、才能を持っていることは言うまでもありません。障害を有する人も同じです。同社はそれぞれの人々の持つ個性的な才能を「異彩」と名付けています。しかし、これまでは知的障害のある人の「異彩」を世に放つ手法も紋切型で型にはまった形が多く、あまり大きな広がりになっていなかったように思います。
同社は、障害を有する人の「異彩」を健常者と同じ形でビジネスとして取り扱うことに着目、同社立ち上げから6年足らずですが、現在では幾つもの大手企業と提携しているばかりか今や世界でも注目され大きく羽ばたきつつあるようです。
同社ウェブサイトの頁を繰っていくと奇麗な絵や図柄を取り入れたポーチ、クッション、ネクタイ、ビール瓶のラベル、バッグ、シャツやコートなどの衣料品等など、素敵な柄の品々が目に飛び込んできます。「Diversity & Inclusion」を耳にするようになって久しいですが、言うに易く行うに難い言葉です。それをビジネスを通じて確実に実証している会社、それが株式会社ヘラルボニーとお見受けしました。同社の益々のご活躍とご発展を祈念しております。(AS)
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