眼科医の”眼”を世界へ広げる
スマホに付ければ何時でも何処でも誰でも眼科診察を受けられる
株式会社OUI(本社:東京、以下同社)は、「世界の失明を50%減らす!」ことを掲げて現役眼科医が創業した大学発ベンチャー企業です。
同社ウェブサイトによれば、世界の失明人口は4,400万人、30年後には3倍の1億2,000万人をこえるといわれているそうです。その失明原因の半分以上は適切な診断と治療で視力を取り戻すことが可能な白内障だそうです。同社が開発したSmart Eye Cameraを使うことで、既存の細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)と同様に眼瞼・角膜・前房・虹彩・水晶体・硝子体の観察を行い、白内障などの眼科疾患を診断することが出来るとのこと。
Smart Eye Cameraはスマートフォン(以下スマホと略記します)のアタッチメントを指しますが、それをスマホに取り付けることにより、上述のような細隙灯顕微鏡カメラ機能を実現することが出来るそうです。更に、専用アプリケーションを用いた画像ファイリングシステムを使い、眼科の遠隔診療が可能となります。これにより何時でも何処でも誰でも眼科診察を行うことが出来るとのこと。日本国内のみならず、慰労設備が未だ少ない開発途上国などの眼科医との交信によるDoctor-to-Doctorの診療も可能となりますね。
医学と工学と事業の専門家の力と、世界の医療関係者の力を合わせた新しい価値の共創を謳う同社の今後に大いに期待しています。(AS)