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夏菜と紳士
はじめに
1月に行った六本木の合コンからはや2ヶ月。収穫と言えるものは、同名のエロ男子ヒトシくんと美女夏菜に会ったこと。(ちなみに池崎くんとはもう連絡をとっていない)。
今回はその中で、夏菜とのその後を書く。
〜23歳の3月2日〜
彼女とは肌の相談をするためにライン交換をした。
実は、ひと月前に都内カフェで肌の相談をした。この日は2回目の面談。そして夏菜からは化粧品を買うことになっていた(他意はないがアムウェイではない)。しかし所詮は仕事の関係。話も合うし、同い年で雰囲気は良いんだけどね。この人とは良い品を安く仕入れてもらうだけの関係だろう。
とりあえず彼女から美容品を受け取りに会うことに。
19:00
電車遅延によって30分遅刻。こちらが一方的に遅刻したわけではないけど、なんだか気がひける。たしか、この日の彼女は別のアポもあるために時間には厳しいはずだった、、。こちらが押してしまうと後続のアポに差し支え出てしまう。。すまない。
とは言え、こちらの要望で指定のカフェに呼ぶ。エクセルシオールでカフェモカを飲んでいると彼女は現れた。僕が一方的に遅刻しておきながら、こちらの指定した場所に来させるのは紳士的なのだろうか。一瞬考えたが、今回は自分が顧客だからか、悪気はさしてなかった。それでも、茶髪ショートヘアの二重にぱっちり目、六本木の合コンでもダントツの美人だったので、これ以降はさすがの僕も紳士的に対応した。単純なやつ。
化粧品買っちゃったのも紳士的対応なのかもしれない。ただ、今使っている洗顔よりも確実に安かったのでお試しとしては悪くなかった。今回の取引には満足している。
それに何より、遅れたことにより険悪になるかと思ったはじめの挨拶も、意外に和やかに済んだ。
というより出だしから楽しかった。
夏菜「ごめん!もたついて。」
僕「いや、こっちのセリフ。遅れてごめん。歩き疲れたでしょ。」
夏菜「ううん。とりあえず荷物置くね。」
彼女が化粧品の入ったバッグ(下写真のようなもの)を置く
僕「え、それ弁当箱?!」
夏菜「そうそう!このサイズしか無くて、って違うわ!仕事用具だからw」
こんな感じで始まる。和やかな幕開け。
向こうがラテを頼んだタイミングで、水とお手拭きをさりげなくテーブルに置いてあげる。普段こんなことしないけど、罪滅ぼし。説明を聞きながら、4点セットを購入する。
とにかくこの子、ボケ倒す。こちらも感性が似ているので、ツッコミがかなりしやすい。この日は1時間話して終わりかと思ったが、彼女からの提案で少し時間があるから21:00まで飲もうとなった。
この時点で、あれ?この後予定なかったっけ?大丈夫かな?とは思ったけど乗り気だからいいか。こちらも美人と楽しく話せるのなら問題ない。調べながら近くの個室居酒屋へ。店へ入ったのが20:00だった。1時間のルールで、お互い料理とビールを嗜んだ。
話は弾んでいた。
どんな流れか忘れたが。途中、彼氏とうまくいっていない話を聞かされる。冗談の塊が放つ急な真剣モード。しかし、本人も真剣さが苦手で、やっぱり途中で吹き出す。すかさずこちらも、笑うなよwと吹き出す。なかなか話が進まない。が、進んだところで大した愚痴ではなかった。
夏菜「ヒトシはさ、彼女いるの?」
ぶっこんできたのは夏菜。
そろそろ21:00というところ。
僕「ずっといないよ。」
夏菜「何年くらい?」
僕「ずっと。」
夏菜「なんで??」
質問ぜめ。こんなに女の子から質問されるのもそうなかった。この時から、勘違いしそうになることは多々あった。そう、それは、「あれ、この子俺に興味あるのかな?」っていうあれ。もともとはサクッと帰るという予定でお互い合わせていたのに、いざ蓋を開けてみれば盛り上がってこの時間。勘違いしてしまうし。惚れてまうやろーー!!ってなるし。ためしに時間は大丈夫?と聞くと。
夏菜「次のアポ断ったよ。終電だけ調べさせて!」
あれれ?ってなっちゃうよね。こんなの。
だけど、彼氏持ちの女の子なんて今まで数多く見てる。ここは適当に流す。変に期待するから今までうまくいかなかったわけで。話に花を咲かせると、途中向こうの彼氏からも電話がかかる。夏菜も急に真剣な顔つきで答える。流石に限界だろうな。押してもしょうがない場面である。と思っていた。
23:00
店を出る。長居をしてしまった。
彼女の方から「帰れなかったらカラオケ行こう!」という打診が来たが丁寧に断る。
僕「今度はなんもないときにゆっくり飲もうよ。だから帰ろう。大丈夫間に合う。」
いつになく紳士だった。
なんか、勿体ない気もしたし、きっと何か起こせたかもしれない。けど、この日は帰った。だって楽しかったから。この感じ、大事にしたかったから。本当はアクションを起こせない自分が情け無い気もしたけど。
相手からしたら所詮は商売仲間かもしれないが、それでもなんだか充実した日だった。かつてはキャバクラやガールズバーで楽しめてた。あれは女の子にサービス料を払って聞いてもらっていた。対して、今回の方がまだ期待が出来て楽しい。ナンパはしなかったが、女性に紳士に向き合えた一日だった。そんな気がする。気、だけどね。
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「ナンパをした記録5」
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