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「障害者とPCゲーム」

「アーク熱」がとまらない。

サバイバルゲームの「Ark」のことである。

ニンテンドーSwitch版を今年6月に購入し、つい昨日、思いきってSteam版をあらためてダウンロード。半日以上のインストール時間を耐えきってやっとの思いでプレイしたところ、グラフィック、操作性ともにSwitch版とは比較にならないほどのクオリティだった。

Switch版を持っていながらわざわざPC版を購入したのには、それなりに理由がある。

Switch版の場合、いわゆるプロコンでプレイするため(両手が不自由なためそもそもジョイコンは使えない)、複雑なアクションの場合はいくつかのボタンを同時に押さなければならず、障害者である私にとってはなかなかに厳しいのだ。

その点、Steam版であればPCのキーボードでの操作が可能となるため、Switch版にあるような「ボタン操作問題」がクリアできる。

複雑な操作もキー配置の割り当てを設定で変更してしまえば問題なく行えるため、Switch版では至難の業であった、たとえば「恐竜をダッシュで追いかけながら投げ縄で捕獲する」というようなアクションも簡単に実現できるのだ。

これにより、ゲームの楽しみ方が格段に広がったことは言うまでもない。

操作性の変化は「FF14」をPS4版からPC版に移行した際にすでに実感しているのだが、「アーク」はFFよりもさらに複雑でシビアな操作が要求されるため、その驚きも大きかったのである。

ということでしばらくは、メモリ16GBのノートPCが尋常ではないほどの熱を放出しているのを若干心配しつつ、恐竜たちとのサバイバルライフに没入する日々が続くのだろう。

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