1、がんになるまでの話(前編)
振り返ってみると
『がん』が見つかるまでの兆候は
いくつもあったし
身体はずっと悲鳴をあげていたと思う
その声を拾おうとしなかっただけだ
なぜ、あの時、病院に行って
早めに治療しなかったのか…?と
後悔した事もあったけど
今なら冷静に
立ち返る事が出来るようになった
生理が重くなった30代
20代では生理でも
痛みを感じる事はなくて
出血も多くなる事はまずなかった
30代になってからは
少しずつ生理痛とか出血量が増えて
痛み止めを飲む時もあった
35歳で子宮内膜症に
生理痛がこれ以上重くなるのは
辛いなと思ったので
評判のいい産婦人科を友人から
紹介してもらい受診する事にした
ただ、そこの医師も看護師も
高圧的で二度と行きたくないと感じて
後日、自宅から近い産婦人科で
前の病院での出来事を相談した上で
診察を受ける事が出来た
その時の結果は『子宮内膜症』だった
低容量ピルを1年半服用し
むくみなど辛い副作用と向き合い
食事制限(自主的に)したりと
大変だったが完治できた
ストレス過多な40代
その後、仕事上のストレスが激増
年に一度の健康診断で
子宮筋腫やポリープが見つかっては
度々治療する事になるが
低容量ピルの副作用が強く出てしまい
僅か2クールで中止
その時に医師からは
2,3ヶ月おきの受診を推奨されるが
薬の効き目がないなら
通院する理由もないと勝手に判断して
病院に行く足が遠のいてしまった
まず、この考え方が間違いだった…
下腹部がやけに固い?
2022年の11月頃
ストレス過多だった職場から転職
研修でバタバタしていたある日
帰宅して、不意に下腹部が気になって
触ってみると…固くなっていた
普通なら柔らかいところが
筋肉質の腕のちからこぶを触ったような
触り心地になっていて驚いた
気になったものの
新しい職場で日も浅いのに
休んだりする訳にはいかないと思って
気にせず仕事してしまう
この時に改めて病院行けばよかったな…
地獄のような痛みの日々
2023年の3月〜6月が本当に辛かった
楽しいと思っていた仕事も
体調不良で休みがちになっていたし
辛い症状も山のように出ていた
・常に咳が止まらない
・血便が混じる
・胃から腸にかけて激痛が続く
・生理出血が過多
・便秘と下痢を繰り返す
・頻尿で1〜2時間おきにトイレ
・食欲低下
・食べてもすぐに吐いてしまう
・微熱が続く
状況を見かねた母親と
母親の古くからの友人の2人に
強制的に近所の産婦人科へ連行されて
診察を受けてみたら
とんでもない状態になっていたのだ