たかぎじょう

ドイツ語、法律、数学などについて気ままに書きます。 発信するためというより考えや情報を自分でまとめるためのノートです。

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最近の記事

『魔法陣グルグル』のイタリア語訳はなんで主人公ククリの名前を KOKORI に変えてあるんだろう。KUKURI だとなにか別の語を連想させる、とかいうわけでもなさそうだし、単に発音のしやすい音に変えたんだろうか。イタリア語の語感が母語レベルで、理由がわかる人がいたら教えてほしい。

    • カエサルのDe Bello civili(内乱記)を読んでたら(敵が)「自分と同じ条件で戦う」とも「同じ条件で自分と戦う」とも読める箇所があり、英仏伊の訳を確かめたら英訳は後者、伊訳は前者と割れてて、仏訳は「同じ条件で戦う」として「自分と」を訳してない。うまく逃げたなフランス人。

      • ORIGAMI 3

        図書館でおりがみの本を探すと、一般書のコーナーと児童書のコーナーの両方にある。今は一般書の高度な創作おりがみの本が増えたが、以前は児童書のほうが多かったろう。私は大人になってから『ビバ!おりがみ』がきっかけで始めたので、児童書のほうはあまり見なかったのだが、改めて見てみると小学校低学年向けの本に混じって、かなり完成度の高い作品が載った本も所蔵されているのに気づいた。前回紹介した桃谷好英氏のコアラが載った『動物のおりがみ』(新・おりがみランド11、誠文堂新光)もそんな一冊だった

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          前川淳氏以来、おりがみにおける「設計」の考え方は一般化しており、今では多くのおりがみ作家が展開図から新作を考案しているのだろう。作家自身が自覚しているといないとにかかわらず、創作おりがみの世界ではそれが当然の前提になっている。 〈創作おりがみ〉というのは今は二つの意味で使われている気がする。このことば自体は昔からあり、新しい作品を作るのはすべて創作おりがみだといえばいえるのだが、具体的には伝承おりがみの基本形から、あるいは基本形を発展させ、新たな造形を作り出すのを創作おりが

        • 『魔法陣グルグル』のイタリア語訳はなんで主人公ククリの名前を KOKORI に変えてあるんだろう。KUKURI だとなにか別の語を連想させる、とかいうわけでもなさそうだし、単に発音のしやすい音に変えたんだろうか。イタリア語の語感が母語レベルで、理由がわかる人がいたら教えてほしい。

        • カエサルのDe Bello civili(内乱記)を読んでたら(敵が)「自分と同じ条件で戦う」とも「同じ条件で自分と戦う」とも読める箇所があり、英仏伊の訳を確かめたら英訳は後者、伊訳は前者と割れてて、仏訳は「同じ条件で戦う」として「自分と」を訳してない。うまく逃げたなフランス人。

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          3本

        記事

          電車の中で講読の下読みをしてると難解な箇所で恐い顔になるので、仕事と関係ないものを読もうと、まだ読んだことがないこんまりの『人生がときめく片づけの魔法』のドイツ語訳を買った。軽快で読みやすい訳だと思うが、書名のMagic Cleaningはなんとかならんかね。全然ときめいてない。

          電車の中で講読の下読みをしてると難解な箇所で恐い顔になるので、仕事と関係ないものを読もうと、まだ読んだことがないこんまりの『人生がときめく片づけの魔法』のドイツ語訳を買った。軽快で読みやすい訳だと思うが、書名のMagic Cleaningはなんとかならんかね。全然ときめいてない。

          『魔法陣グルグル』という漫画のイタリア語訳を読んでいたらマタタビに注がついていて「どうやら野生のブドウの一種で猫が好むらしい(多分日本の猫だけが!)。猫を酔わせるといわれる」などと書いてある。ネコ科全般に効果があるはずだが分布は東アジア中心で、ヨーロッパでは知られていないようだ。

          『魔法陣グルグル』という漫画のイタリア語訳を読んでいたらマタタビに注がついていて「どうやら野生のブドウの一種で猫が好むらしい(多分日本の猫だけが!)。猫を酔わせるといわれる」などと書いてある。ネコ科全般に効果があるはずだが分布は東アジア中心で、ヨーロッパでは知られていないようだ。

          ORIGAMI 1

          大学のとき、詩人でもあった老教授が「最近の学生は酒も飲まなきゃタバコも喫わない、麻雀もパチンコもやらないって、ふだん何してんの?」といったことがある。もちろん以前にはなかった文化現象が次々生まれ、その速度もますます早くなっているのだから、前の世代が知らない楽しみを若者は享受しているので、心配するようなことではないのだけれど。 ただし同世代からしても自分にはそれなりに当てはまる指摘だな、という気はした。好きなこと、時間を忘れ没頭することはあるのだが、他人と共有できるものではな

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          今うちにあるいちばん小さい本といちばん大きい本

          今うちにあるいちばん小さい本といちばん大きい本

          疲れて思考力が落ちてくると音声情報が頭の中でおかしな処理をされることがある。めるるの名前が聞こえたとき「メルルmerleはフランス語でツグミだな、親は知っててつけたのかな」と0コンマ何秒かで考え、「いやいや、めるるは生見愛瑠の愛称なんだから親がつけてないだろ」と自分でツッコんだ。

          疲れて思考力が落ちてくると音声情報が頭の中でおかしな処理をされることがある。めるるの名前が聞こえたとき「メルルmerleはフランス語でツグミだな、親は知っててつけたのかな」と0コンマ何秒かで考え、「いやいや、めるるは生見愛瑠の愛称なんだから親がつけてないだろ」と自分でツッコんだ。

          使わない登録商標

          以前働いていた法律事務所は、フロアが二つに仕切られていて、弁護士のセクションと弁理士のセクションとに分かれていた。弁理士というのは特許や商標などの申請を行うのが主な仕事だ。 登録商標の申請書類を作る際、商標を記載するのだが、どのようなデザインかも大事なので当時はその部分だけコピーを切り貼りしていた。今なら画像を取り込めば簡単なのだが、そのころはシャープの〈書院〉というワープロ専用機(!)で書類を作っていたのでできなかったのだ。 登録商標について当時面白い話を聞いたことがあ

          使わない登録商標

          獨逸語事始(どいつごことはじめ)2

          大学近くの古本屋で買った『改訂 大正獨逸語讀本』は、第一部 Erster Teil 第一課 Lektion 1 から第十二課まで筆記体で例文が書かれている。 最初の例文は   1. Was ist das? 「これは何ですか?」 次がそれに対する答え    2. Das ist der Tisch. 「それは机です」 というやりとりである。十三課の数詞からは活字体のドイツ文字になり、ところどころに趣のある絵がついている。第十六課「庭」には、お兄ちゃんと妹らしき小さな

          獨逸語事始(どいつごことはじめ)2

          獨逸語事始(どいつごことはじめ)1

          義務教育で始めた英語ではなく、自分の意思で始めた最初の外国語はドイツ語だった。ふつうは大学の第二外国語で始めることが多いだろうが、気まぐれで高校の2年くらいから独学で始めたのだ。何か強い動機があったわけではないが、ひとつには英語の成績があまりよくなかったので(具体的には高校3年間で5段階評価の3しか取ったことがない。そんなヤツでも語学教師として食べていける程度にはできるようになるので、今高校生の人も成績がよくないといった理由であきらめないでね)、気分転換、というよりむしろ現実

          獨逸語事始(どいつごことはじめ)1

          自己紹介note

          たかぎじょう(髙木丈)です。 1969年東京生まれ。 高校2年から今日まで170センチ52キロをいったりきたり。 めずらしい両投げ左打ち。 特技 : 紙幣の隠し文字 NIPPON GINKO を肉眼で見つけること。 中野の都立高校、新宿の大学で学び、東京駅近くの法律事務所で働いたのち、現在語学教師兼在野の研究者。 髙木のタカはハシゴダカですが、変換面倒なら高でも可。どうせ筆名だし。 発信するためというより考えや情報を自分でまとめるためのノートです。