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ソロおばin Belgium⑤~ケルン大聖堂の塔に登る
アラ還おばちゃんが海外旅行20年のブランクを経て、2024年3月に単身ヨーロッパに行ってきた話です。
今回はブリュッセルからドイツのケルンへ行ってきた話です。(in Belgiumじゃないですね)ケルンまでは約2時間で行くことができます。
この日、この旅の中でいちばん怖いというか緊張したことがありました。
だらだらと備忘録が続きますが、よろしければお付き合いください。
まだ暗い早朝に駅へ
3月15日、ベルギーで迎える3回目の朝だ。6時23分ブリュセル南駅発 ICEでケルンに向かう。
(ICEは中央駅に停車しないため、中央駅から南駅までは別の列車で数分移動)
ケルンには8時16分着の予定。
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ドイツ語が分からないのでGoogle翻訳のカメラで確認しました(笑)
実はこの列車を予約していたものの、心配していたことがあった。
3月半ばのブリュッセルの日の出は7時過ぎで、ホテルを出る6時ごろはまだ真っ暗。夜道ではないが、暗い中をおばちゃん一人でブリュッセル中央駅まで行かなければならない。安全第一の旅なのに、ちょっと危ない・・・?
ほんの数分の事だが緊張するなあ。
中央駅を6時ごろに出る電車に乗るために、10分前の5時50分に部屋を出た。
ホテルの玄関を出て左手の広場(地下は駐車場)数十メートルをダッシュ!!さらに暗い階段を駆け上るとタクシーの運転手さんたちが客待ち中で、ホッとした。もう働いている人たちが大勢いるんだよ、よかったー。
駅の中に入ると、うわ、人が少ない・・
チケットを購入する必要がないので(ケルンまでのチケットは中央駅から乗ってOK)、ホームのある地下2階まで急ぐ・・・・ホームに、大きなスーツケースをもった家族連れが数組いるのを見て、ホッとした。
電車に乗り込むと、5時57分、部屋を出て電車に乗るまで7分だった!ホテルのロケーション最高♬というか、心配し過ぎ⁈(宿泊していたのはNHブリュッセルカルフールドゥルーロップ)
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暗い中ホテル裏(駅側)の広場と階段を猛ダッシュ‼️
(どうでもいい情報か)
駅の治安
ブリュッセルには3つの駅(南駅 中央駅 北駅)があるが、南駅と北駅の治安があまりよくない、と聞いていた。
南駅は、初日にTGVで到着した駅だが、わたしが移動した範囲では特に何も感じなかった。
しかし北駅は、アントワープに行くときに通ったが、ホームに南駅ほど人がおらず、ゴミ箱あさりをしている人がいたり、駅の北側(?メインじゃない方)が雰囲気的にちょっと・・・改札がなくてもホームまで上がってこられることを考えると、安全とは言い難いかも。
ケルンに向かうICEは北駅からも乗れるが、始発である南駅から乗ることにして正解だったと思う。
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こちらのホームはZuid(オランダ語)の表記だが、Midi(フランス語)の表記もある。
ケルンへ
ICEは南駅が始発駅なので空席があり、すわることができた。4人ボックスの向かい側には若い女性がPC作業中だった。その女性がパンを食べていたので、わたしも前日買っていたサンドイッチとペットボトルのカフェオレで朝食にした。これから約2時間の列車の旅。のんびりしよう。
外の風景が見えるようになった頃には、窓の外に牧歌的な風景が見え始めた。
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33年ぶり(!!)のドイツ
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窓から見ただけですが、のどかでかわいい町のようです。
おしゃれな天井
ケルン到着
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あまりの巨大さに、うわ・・・
写真のスーツケースの男性も立ち止まって見上げていました
階段を上って右側が大聖堂の正面
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入り口に赤い服の男性(大聖堂の人)がいます
ゴシック建築、好きだなあ
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まだ8時半頃で人が少ないから自撮り(笑)
これは正面、右側の南塔に後から上ります
ライン川を渡る
大聖堂の塔に登れるのは9時からだという情報を得ていたので、その前にライン川にかかるホーエンツォレルン橋を渡って、対岸から大聖堂を見ることにした。
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頻繁に電車が通ります
南京錠は何個あるんだろう?かなりの重量だよね。
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大聖堂の下に見える茶色の建物はルードヴィヒ美術館
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ライン川越しの風景が気に入ったので、後からまた来ることにして大聖堂に戻ろう。
塔に登る
今回の旅の目的の一つは、古い塔に登ること。
以前ニュージーランドのクライストチャーチの大聖堂の塔に登ったことがあるが、その数年後に大地震で倒壊してしまった。美しいものがいつまでもあるという保証はないのだ。(考えたくないが。)それに自分自身も若くない。数百段の階段を難なく登れる脚力があるうちに登りたい。
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ViewingPlatformまで533段の階段。ゆっくり登れば大丈夫。
螺旋階段が終わって鉄の階段があります
狭い螺旋階段をぐるぐるぐるぐる登って行く。降りてくる人はまだいない。途中、ハイヒール(7センチ以上の細いヒールでロングブーツ)の若い女性を追い越した。さすがに無理だよ、その靴。しばらくしてその女性の連れらしき2人組を追い越した(あ、友達じゃなかった、違う人だ、みたいな顔をしていた)
やった〜、私、もしかして一番乗り😊‼️
途中の窓から写真を撮りながら登っていたら、それほど目が回らずに済んだ。
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周辺には現代の建物が並んでいる。
街の変化を何百年も見てきたんだなあ。
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見える範囲に誰もいないドイツのケルン大聖堂に1人で登っているのが不思議な感じ。ケルン大聖堂に一人でいる!!静かな時間。
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小さい尖塔がたくさん
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高度感あるー
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閉所恐怖症の人には少し辛いかも
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ひとつひとつの形が美しい
下から小さくしか見えていなかった部分を間近に見る事で、ただ巨大なだけでない、繊細な美しさをもつ大聖堂なのだと分かった。
それにしても、この大聖堂を建造するのにいったい何人の人が働いたのだろう・・すごいなあ(語彙力が・・・)
大聖堂に入って圧倒される
塔だけでも見ごたえがあったが、どちらかというとこれからがメイン。
入口にいる赤い服を着た大聖堂の職員さん(?)が、近くに座り込んでいる路上生活者っぽい人と笑顔で言葉を交わしているのが印象的だった。追い払うことをしないのは、キリスト教の寛容さなのか?
そちらに目が行ってしまったが、上を見たらたくさんの彫刻‼️‼️
そして中に入ると、広くて、奥まで遠く、高い天井、高い柱.....はぁ....うわぁ....言葉にならない。
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何人の彫刻家が彫ったのかな
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仕切りの柵の所に朝から男性が座り込んでいた
これは後から撮った写真で、私が中に入った10時頃はまだ人が少なかった。
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大聖堂の中でも迫力と美しさに圧倒されっぱなしだった。一通り歩いて見て回り、椅子に座ってゆっくり周りを眺めていたら、高校生くらいの団体が説明を聞きながら見学していた。
11時を過ぎる頃には観光客がだいぶ増えてきた。もう一度大聖堂の中をゆっくり歩いて、金色の東方三博士の聖遺物も拝見し(恐れ多くて写真を撮れなかった)、何度も何度も柱や天井を見上げた。
ケルン大聖堂、よかったー‼️‼️
33年前にドイツを訪れた際には、ケルンはコースに組み込めなかったので、長年の夢が叶って幸せ♬
ドイツに来たならソーセージ
ドイツと言えば、ソーセージ。向かったのはレストランではなく、ケルン中央駅の中にあるソーセージ屋さんMeister Bock。おじさん(私より若かった)が一人で切り盛りしていた。
メニューはドイツ語だけだったが、笑顔で「カリーヴルスト」の一言で大丈夫だった。
店の奥のイートインコーナーで立ち食い♬うまぁ~!
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ごめんなさ〜い。
再び対岸へ
ちょっとお腹が満たされたので、少しだけ街歩きをし(ストリートミュージシャンに投げ銭したり、プレッツェルやマグネットを買ったり)、またホーウェンツォレルン橋を渡り対岸へ。他にも教会やチョコレート博物館等、見どころはあるのに、また(笑)。こんな事が出来るのが一人旅。
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あとはGoogle翻訳で調べました。
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夏ならライン川遊覧もできただろうなあ
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広場で
対岸からの風景を堪能してライン川を渡って戻り、大聖堂前の広場でのんびりし、あちこち行かずにケルン大聖堂を満喫した。
途中、大型犬を2頭連れた男性を見かけたのだが、彼はその後大聖堂の横(壁際)に座り込んでいた。もしかして、物乞いの出勤??
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メッセージを読んで下の4文字に目をやる。DAKEはDANKEの間違いかな?
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会わなかったが、日本人も来ていたんだなあ。
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この後、休憩の為に駅のスタバに入ったのだが、そこで、ヒィーーッ‼️‼️‼️‼️‼️という事があった。そして駅のホームでも。
長くなってしまうので、それは次回にお話しさせてください。