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おばちゃん大冒険〜一人でヨーロッパへ〜帰国編②現実に戻る
アラ還おばちゃんが、海外旅行20年のブランクを経て2024年3月に単身ヨーロッパ(主にベルギー)に行ってきた話です。やっと最終話です。
安心?いや意外にも・・
帰りの便は
18:30シャルル・ドゴール発 ANA216 羽田行
TGVを降りてひと悶着(帰国編①参照)あったけれど、無事に第1ターミナルに到着すると目の前にANAの文字が見えた!
まわりには日本人が大勢いる。約1週間の旅の期間、ほとんど日本人に会わなかったので、急に日本人率が高くなってたじろいでしまった。
列に並んでいると、一人の男性が私のすぐ後ろを通りながら日本語で一言「すみません、通ります。」
この瞬間、「あー、もう日本だ~」と感じた。(まだドゴール空港にいます)
旅に出る前は「帰りは、ドゴール空港に着いたらANAに乗る日本人がたくさんいるし、日本語が話せるスタッフがいるから、ほぼ日本。安心感でいっぱいになるんだろうなあ・・・」と思っていた。
でもわたしの中にあるのは、安心感よりも寂しさと緊張感だった。
寂しさは、もちろん旅が終わってしまうから。
では緊張感は・・・?
自分でも驚いたのだが、「見た目」を気にしているのだった。
その時の私は、とりあえずすっぴんではなかったが、楽なワンピースにサコッシュ斜め掛け、リュック、スーツケースの「ザ・おのぼりさん」スタイルだった。(ちなみに、ブリュッセルのホテルにチェックインした時は、同じ服装で、ドすっぴんだったけど、何も気にしなかった。)
それに対し、その列に並んでいる日本人のみなさん、小綺麗!おしゃれ。
わたしの格好、ちょっと恥ずかしい・・・?
あっ、旅の計画を立てる時に「羽田はおしゃれな都会の人が多くて緊張する」と思っていた、あの感じだ。
一人旅をしている間は、身の安全のために緊張をしていたが、「どうせ知っている人はいないし~。」と、見た目を気にしていなかったのだと、初めて気づいた。誰からも見られていないという感覚は、居心地がよかったなあ。
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柿ピーと緑茶、しみましたー‼️
充電コードが見苦しいですね。
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ほぼ寝ていました。隣はフランス人カップル。
この天むす弁当は、福岡行きの飛行機を待っている時に羽田で食べたものです。
機内食ではありません。
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DILLE &KAMILLEは、オランダ発祥のかわいい雑貨屋さん。台所用品とマスタード、石鹸も購入しました。
飾るものより、使うもの、食べるものを買っています。トートバッグは毎日使っています。
現実に戻る
定刻より30分くらい早く羽田に到着。ここで終わりじゃないのが田舎住まいの辛いところ。
羽田→福岡空港→博多駅→最寄り駅 と、まだ旅は続きます。
よれよれなのに、羽田でコンタクトを入れて簡単にメイクをする自分・・・
「いい年したおばちゃんがすっぴんなんて恥ずかしい」と完全に日本の感覚に戻っていた。
最寄り駅まで迎えにきてくれた夫の最初の一言は
「よく行ってきたなあ。THIS IS A PENのレベルで。」
う~ん、中学校英語レベルだから、否定はできないなあ。
トラブルに遭遇していたら、言葉の壁に泣いていただろうなあ。
(翻訳機の性能が更に向上することを願っています。←他力本願
後日談
5月に熊本県の阿蘇で、声をかけてくれた女性がベルギーの人でした。
「3月に行きましたよー。美しい国でしたー。」と話したら、驚いた様子で「どこに行った?」「ブリュッセルと、ブルージュと、アントワープと、ゲントと.,..」と答えたら、「ゲントに住んでるよ‼️」と。「えー!!本当?」
と、盛り上がり、「会えて嬉しかった、旅を楽しんでねー」
と、笑顔で別れました。
帰国してからベルギーの人と出会うなんて幸せ〜♬
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先送りしなくてよかった
旅は3月でしたが、その後5月頃から88歳の母が急激に弱り、介護度が要介護1から一気に3に上がりました。3月に行っててよかったー。
もし、この秋に旅行を計画していたら、ここまで旅を楽しめたかわかりません。
(母の介護問題は、そのうちに)
無謀かなあと思いながら決行した、おばちゃんの大冒険。控え目に言っても最高でした!
また、行きたいなー。いろんな問題を抱えているけど、密かに次を考えています。
文章で残すという事
旅の記録を、どういう形で残すか(動画は無理)、いろいろ考えている時に、noteのことを知りました。それまでは、ちらっと聞いたことがある程度でした、ごめんなさい。
好きに文章を書いていいのか・・これは自分に合っているかもと思い、書き始めてみました。自分の記録として。興味を持ったり共感して下さる方がいらっしゃったら、嬉しいなと思いながら。
書き始めると、いろんな事を思い出し、それを書いてはほかのことを思い出し、また思い出しては書き、の繰り返しで、長々した文章になってしまいました。
文字数を見て自分でぎょっとすることもありました。字数制限があったら、もう少し簡潔な文章にできたでしょうが、思いのまま書き綴ってきました。
読んでくださった方、ありがとうございました😊
おしまいです。