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木彫り*はしもとみお展*

~時を刻むいきものたち~


“はしもとみお展”に行ってきた。
動物たちの木彫を作る彫刻家である。

展示場では、
肉球マークのある作品は触ることができる。
写真撮影はOK。

入るとすぐに、
モフモフの猫が2匹いた。

肉球マークがあるので、
しばらく背中を撫でてみた。
木のぬくもりに癒される。
不思議な眼差しに吸い込まれる。


作者が子供の頃、
譲り受けて1か月半で死んでしまった犬のゴンちゃん。
猫が見守るように寄り添う。
大きくて、緩い首輪。
もう一度、触れたいという気持ちが伝わってくる。

コーギー犬のハグちゃんを思い出した。
2年半前、16歳で天寿を全うしたが、
お気に入りの小屋で、よく丸まっていた。
温かくて、柔らかいお腹をよく撫でた。

最後に、作者インタビューを聞き、
いきものを愛し、魂を吹き込むように、
木彫りを続ける姿に純粋さと力強さを感じた。

“「残りの一刀を入れると、血が出るな」って思うんです。
完成が近づくと、それくらい張り詰めてくるんですよね。
「これ以上は血が噴き出るな」と思った瞬間に手を止めます”

作者インタビューより



わさおくん






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