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私とnoteの出会いはGoogle広告認定テスト。それはネット情報が無料でないと教えてくれた。
webマーケティングの仕事を始めてから、毎年ほぼ同じタイミングで憂鬱なイベントが訪れる。それがGoogle広告認定資格テストだ。資格の有効期間は一年なので今年もオンラインのテストを受ける。
で、これがなかなか難しい。元々受験センスがない上、独特すぎる作問文が認知リソースを大きく消費させるのだ。例えばこんな感じ。
エイミーさんの会社では、金魚用トレーニング キットのブランドを新たに立ち上げました。他にも金魚に芸を教える会社はあって、金魚のトレーニングが人気であることは知っていましたが、ニッチなマーケットであることもわかりました。そこでエイミーさんは、Google ディスプレイ広告キャンペーンを使って、新しいブランドの認知度を高めたいと考えています。 このニッチな市場でエイミーさんがブランドの認知度を高めるには、Google ディスプレイ広告のどのターゲティングを選ぶとよいでしょうか。
英文和訳の不自然さに加えて、随所に登場する謎の外国人and謎のビジネス設定が解答者を悩ませる。
この調子なので、問題の意味を理解するだけで結構時間を取られてしまう。これらが全49問。制限時間は75分なので、1問につき2分弱しか時間はない。
で、だいたい1回目は不合格。80点以上が合格なのだが及ばない。しかし24時間後に再チャレンジができる。毎日やれば3〜4回目には合格するのだろうが、あの問題に何時間も向き合うのは結構な精神的苦痛だ。
何とか2回以内で合格する方法はないだろうか?資格認定には事前の「受講プログラム」も用意されているので、その内容を控えて参照するのはどうだろう?
駄目だ。1問毎にそんな事をしてたら時間がいくらあっても足りない。
待てよ?
これだけGoogle広告が世に溢れてるのだから、私と同じ悩みをもつマーケターは多いはずだ。試しに問題文を丸ごとコピペで検索してみよう。まずはエイミーさんからだ。
おお…。
出てくるではないか。
エイミーさん&金魚トレーニングの長文が複数ヒットしている。やはりこれはニーズがあるのだ。
クリックすると一つのサイトに多くの過去問が掲載されており、選択肢の解答までもが太字で示されている…
これは画期的だ。何故ならこれは参考資料であってカンニングではない。各問の100%の正答は、誰にもわからないからだ。合格でも不合格でもトータルスコアしか我々は知る事ができない。80点が取れたとしても、どの問題が間違えてるかを知る事はできないのだ。
他の問題も、次々とヒットする。これなら1問につき30秒もかからない。余裕だ…
しかし舐めプモードは早くもつまづきを迎える。検索結果に表示されたサイトであるにも関わらず、その問題が掲載されていないケースがあるのだ。いや、逆にそっちの方がむしろ多い。
おかしいな?
試しにサイト内検索をかけてもやはり出ない。
検索結果には該当の問題が表示されているというのに…
とはいえ1問に時間をかけるわけにはいかない。ここはもう、適当に解答してスキップだ。そして次…
ああ、また出てきた。探している問題が見当たらない。
一体これらのサイトは何の目的で作られているのだろう?我々受験者を弄ぶ為?そんな暇人がいるのだろうか?解答をタダで掲載する事自体も暇人しかしないだろうが…
やがて、これらサイトに共通の特徴がある事に気づく。画面の左上にある、サイトのロゴマークが同じなのだ。
えーと…
「no + e」
の プラスE?
なんじゃいこれは。
まあいい、時間がないので次だ。
暇人が謎の動機で作成した謎サイトにかまっている余裕はない。
今思えばあれが、私とnoteの初めての出会いだった。
そして駆け出しnoterになった今なら分かる。
あれは先輩noterさん達の有料記事だったのだ。
そう、ネットの情報は無料が当たり前ではない。
そう気づかせてくれたnote、そして先輩noterさん達には感謝しかない。
ありがとうございます。
そして今年も(テスト受けるので)よろしくお願いします。
※カンニングらしき記述は、フィクションです。
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