上の子の発達特性認知のきっかけ(前半)
自分がこれまで臨床してきたのは3歳以上とはいえ、一応子どもの発達が専門なので、自分の子どもに関しては、生まれた時から発達をしっかり確認しようとはしていた。
乳児期はかなり育てやすい子であったと思う。体重増加も問題なければ、離乳食も特に苦労はしなかった。睡眠リズムもきちんとしてたし、夜泣きも特になかった。
首座りと寝返りが4ヶ月、ずり這いが5ヶ月、ハイハイとお座り、つかまり立ちが7ヶ月、伝い歩きが9ヶ月、初歩が1歳0ヶ月だったので、初期運動発育も問題なし。
好奇心が強く、新しいものにはすぐに飛びついた。何でも口に入れて舐めてたが、赤ちゃんはそんなもんだろうと思っていた。どうも一つのことに集中しないなぁ、と思っていたがこれも「赤ちゃんだしねぇ」としか思っていなかった。
「あれ?なんか変かも?」と思ったのが、1歳6ヶ月健診前。この時期まできても、大人の真似をほとんどしない。言葉も「おいで」「ちょーだい」などは確実に理解していたものの、自分から発するのは「イナイイナイ」のみ。そして何より指さししない!
まぁこの時点で専門家なら少しASD(自閉スペクトラム障害)疑うかな。運動発達に遅れはなかったのと、最低限の指示は通ってたから「全般的遅れ」の可能性は一応排除。
ただねぇ、目線は一応あったし、何より親視点からは「強いこだわり」や極端な「感覚過敏」が見られなかった。新しい場所でも平気だったし、一時保育に預けた時も最初数回だけ別れ際のみ泣く、という極めて「普通」のリアクションだった。ということで、ASDの診断基準は満たさなかったんだよね (診断基準2つ目の「興味の限定性」が強いと言い切れないため)。
とはいえ、やっぱりコミュニケーション面の不自然さは感じていたので、1歳6ヶ月健診で市の心理士に相談。そしたら、なんと「発音がある」「最低限の言語理解はしてる」「最低限のコミュニケーション意図が見られる」ということで経過観察にすらならなかった。
それでも2歳0ヶ月時点で、流石に「ばぁ♪」以外歌っているだけで何も言わないのは変だろ!とのことで市の経過観察グループには入れてもらった。
といっても、すぐに療育対象にはならなかった。なぜなら「運動発達」に分かりやすい問題が見られなかったからだ。2歳0ヶ月時点で一人で滑り台に登って滑って降りてこられたし、レゴ(Duplo)も1歳6ヶ月ぐらいから自分の好きなモノをどんどん作っていた。
まぁ集団に入れてとりあえず刺激与えたら変わるでしょってことで、4月(2歳5ヶ月)から保育園入園予定だったから、またその後にフォローしましょうと。コロナで2ヶ月行けなかったけど。。
保育園行き始めた時点で、色と数字は言えていた。あと車(特殊車両)の名前と、バナナw でもそれだけ。。
あれから3ヶ月経ってるけど、やっぱりあんまり言葉増えてこないんだよ。
そして、いよいよなんか絶対普通じゃねー!って思ってきたのが弟が生後4ヶ月近くになった時だった。
(後半に続く)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?