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(第4回)えっ!?Virtual Realityで医療診察ゲームを? 「VR OSCE」前編

できらぁっ!
…ということで、第4回です。


臍、鏡視下手術の話題ときて、今度はVirtual Reality (VR)ゲームと医学教育のお話。
全然分野が違うじゃないか、なんなんだこいつはと思われるかもしれませんが、個人的にいろいろ違うことをした方が楽しいのです。

突然ですが、コロナ禍の時は大変でしたね。
みんなマスクして、ソーシャルディスタンス。
医療従事者も大変でした。
病院でまだ一人もコロナが発生していない時に、自分が第一号になったらどーしよう。ガクガクブルブル。
そんな状況でしたが、医学教育も大変だったんです。
医学部も5年生、6年生は実地訓練ですから、病院内で実習をしないといけない。でも、感染リスクを増やすわけにはいかない。当然のごとく実習は中止になり、オンラインで代替え授業や発表をすることで単位を与える…。
そんなことで、医療技術のトレーニングができるわけがないですよね。
医学生の医療技術低下!(特に問診や診察!)
これは世界中で大問題になりました(Tzeng TY et al. Int J Environ Res Health. 2021)。

広島大学医学部でも、教育部門の教授、医学部長を含めて頭を悩ますことに。
そんな中、文部科学省からの補助金「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」を活用してなんとかできないか…と知恵を絞るWeb会合に僕は出席しました(うちの教授のご指名で)。
そこで僕が軽ーく「Virtual Realityで医療診察ゲームとか作って練習したらどーですかね?」と発言したところ、
「そんなことできるんですか!?」


漫画作品『スーパーくいしん坊』より

「できらぁっ!」←(注:言ってません)
ということで、作ることになりました。
うーん、チャレンジャー。

人生いろいろ行き当たりばったりなチャレンジをしてきましたが、この時ほど五里霧中で無謀な挑戦もなかなかなかったですね。
前提としてこの補助金、1年間だけですからね。1年以内に完成が求められます。おぇ(吐)

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僕の有料記事の売り上げは、基本的に広島大学病院小児外科において小児がんの研究のための基金として使用させていただきます。
続きに興味がある方は、ご寄付のつもりでどうぞ~)

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