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コラム12医学部OSCE対策 その2 問診編

医学部の卒業前最終試験であるOSCEのお話 第2弾。
前回は総論的なお話をしましたが、ここからは各論に分けて解説をしていきます。

OSCEというのは「医療面接の試験」です。
なので、①患者さんに問診をする ②患者さんの診察をする ③プレゼンテーションをする の3要素を、既定の時間内にすることが求められます。
それぞれに注意すべきことがあります。

今回の 医学部OSCE対策 その2 は、問診編になります。

念のためお断りしておきますが、あくまでもこのコラムは、僕が「VR OSCE」を開発するにあたり考察したこと、学生さん達への講義の中で考察したことを基にして記載しています。
実際のOSCEの合格を保証するものではありません。

問診編 目次


1. 挨拶、清潔

基本的に、OSCEというのは減点方式です。
きちんと公開されている、「これができないといけません」という項目ができていないと減点されてしまいます。
とても残念な減点が、「患者さんのきちんとした本人確認(姓名両方の確認、場合によっては生年月日の確認)、「手指消毒などの清潔ができていない」、「白衣のボタンがきちんと留まっていないなどの不清潔な服装」といったことでの減点です。
病院の実習でもいるんですよね…
実験室から来たのか!?と思うようなヨレヨレシワシワの黄ばんだ白衣を着てくる学生が。

挨拶ができない、清潔感がない、服装が乱れている、模擬患者さんと全く目も合わさない…。
そんなことで減点されてしまうのは、とてももったいないです。

人間見た目が8割と言われます。
試験官が見て「なんだこいつ」と思われるような見た目ということは、患者さんから見てもそうだってことです。
試験が始まった時点で減点されてしまわないように、とても基本的なことですが気を付けるようにしましょう。

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