もやしのヒゲ根をとるのだって立派な料理です、基本のもやしナムル
いつも料理をしない人にとっては料理ってなんだかとっつきづらくてめんどくさく見えるかもしれません。材料だってなに買っていいかわからないし、レシピに書いてある〇〇gとかの量がまず全然わからない。
おまけに調理道具もいろいろ必要だし、がんばって作っても失敗するかもしれない。ちゃんとできても洗い物もたっぷり出るし、キッチンだって汚れるし…
だったらコンビニでもいろいろあるし、スーパーの惣菜だっていい、UVER EATSとか宅配サービスだってたくさんある。
そのお気持ち、よ〜くわかります!!!
実際、夫婦揃って食ジャンルのプロのうちでもコンビニのお弁当に頼るときもあるし、スーパーの唐揚げとポテサラ買ったりするし、冷凍ピザや冷凍餃子などの冷食にも頼っちゃいます。
それでもね、自分で料理ができるようになると良いこともたくさんあるんですよ!
なんといっても好みの味にできる。あとはコスパ、大量生産の冷食とかには勝てない時もあるけれど、基本的には安い&美味いが実現できます。
そんなわけで、今日は最強コスパで夕食に小鉢を1つ増やせちゃう〝基本のもやしナムル〟を紹介します。
スーパーに売っているもやし1袋でだいたい200-250gくらい。今は1袋40円くらいですかね。これで大人2人+小学生のこども2人くらいの小鉢になります。
バットなどに出さなくても良いですよ。
最初は袋を大きく開けるだけでも十分です。
(1)もやしのヒゲ根をとります
料理らしい工程はここだけです。もやしのヒゲ根を取り除きます。
ちょっとプチっとやれば取れますから、ちいさな子どものお手伝いなんかでも充分できちゃう作業です。
ヒゲ根を取り除くとこんな感じですね。
大事なのはこれだけです!
(2)電子レンジ対応のタッパーに入れます
レンジ対応のお皿とラップや蓋になるお皿でもいけますが、コンテナ型の蓋付タッパーが楽です。
(3)電子レンジ500Wで3分
電子レンジで、500Wで3分加熱してください。
(4)水が出ているので水を捨てます
熱いので取り出しに気をつけながら底に溜まっている水を捨ててください。
(5)塩をひとつまみふりかけて混ぜます
水を捨てたら塩をひとつまみ混ぜます。この塩はまだ残っている水分を出しつつ薄い下味をつけるのが目的なので、安いお塩で大丈夫です。
(6)5分ほど置くと水が出ているので水を捨てます
塩を加えてサッと混ぜたら5分ほど置いて、また水が出てるので捨ててください。これで下ごしらえはほぼ完成!
(7)醤油小さじ1、ごま油小さじ1を混ぜて完成
しんなり仕上がったもやしに味付けをします。今回は基本のレシピなので、シンプルな醤油とゴマ油です。
醤油はお好みで大丈夫ですが、うちでは井上古式醤油を使っています。
昔ながらのつくりの、しっかりとした醤油らしい味わいがあります。お刺身とかにもあうのでちょっと高価ですが見かけたら試してみてください。
ごま油は岩井の金口。ごま油も圧搾法と抽出法の作り方がありますが、こちらは圧搾法。色は濃い目ですが香りは上品でサラッとしていてとても使いやすいです。
こういうシンプルなレシピの時は仕上げの調味料をちょっとだけ良いものにするとグッと仕上がりが良くなります。
最後は器に盛って完成です!
洗い物を減らしたい時はちょっと大きめの器に入れてから醤油とごま油を混ぜちゃいます。
冷蔵庫で2日くらいは持ちますが、味が落ちるのが早いので作ったその日か翌日に食べきるのがオススメです。うちの娘は大好物で、山盛り食べるのですぐになくなります。
もやしナムルは夕食のプラス一品としてすごい優秀ですよ。ラーメンなどの麺類の具にもなる、パッタイやエスニック系もカバー可能、焼肉の添え物やハンバーグのガルニチュールにもなります。
ヒゲ根をとるだけでも口当たりがぜんぜん変わります。ここら辺のちょっとした作業での味わいの変化についてはウー・ウェンさんの著書などで詳しく語られています。
毎日厨房で過ごすプロの料理人の方々はこうした食材の下ごしらえや掃除をとても丁寧にしていますよね。
お肉もお魚も野菜も果物も、食材の食べ方は下ごしらえで半分以上決まっちゃう。1袋40円のもやしが少しの手間でごちそうに変わります。
料理=むずかしいレシピをきっちり道具をそろえてやらなきゃと意気込んじゃうような人にこそ試して欲しいです。
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