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うちの猫はNNNから派遣された疑惑

我が家には、去年の7月に保護した猫がいます。
名前はトラ男。
何度か死にかけましたが、今は元気に育っています。

Xでクマの生態についての投稿を見ました。

こちらの投稿のリプ欄を見たら、猫も同じような生態だということを知りました。猫は一度の出産で、4匹から8匹くらいの子を産むそうです。
トラ男くんにも生まれたばかりの頃は、兄弟がいたはずです。それがどんな経緯でみんなから離れて、道路脇で1匹で鳴いていたのかは分かりません。
ちなみに、この辺りの経緯は、ライティングの練習のために作った個人ブログにも投稿していますのでご参照ください。

親兄弟から別れ、何日も食べられない状態が続いていたトラ男くん。
道端で大声で鳴いていたのは、最後の力を振り絞っていたと思われます。
そこで私と出会い、存在が家族に周知されました。

出会ったその日は、とてもいい天気でした。
夕焼けもとても綺麗で、雨が降る気配など全くありません。

それなのに深夜に大雨が降り、引き取る予定ではなかったのに我が家の駐車場で保護。この時点で、この子は運を持っている子だと直感しました。天気を一変させたのですから。

保護した直後に雨が止んだので、この猫を助けるための何らかの力が働いたのでしょう。もしかしたら、巷で話題になっている、NNN(ネコネコネットワーク)なる存在が手引きしたのかもしれません。

そんなトラ男くんですが、我が家の2階には世界一可愛い小鳥が二羽いるため、保護とはいえ家には入れるつもりはありませんでした。

その考えを変えさせたのは翌朝のこと。様子を見に行ったら、カラスに狙われたのです。

トラ男くんから斜め上45°を結ぶ直線上の電線にいた一羽のカラス。そのカラスが一声鳴くと二羽のカラスが集まりました。そして、何やら話をするように彼らは軽く鳴いています。

「これから死ぬ奴を見つけたら、みんなで分けよう!」
「あれか。小さくね?」
「まあ朝食にはちょうどいいサイズだろ」

と、言っているように聞こえました。
幻聴かもしれませんが、私の耳には確実にそう聞こえました。

カラスもお腹が空いているので、やっと見つけた食事を奪うのは気が引けます。でも、せっかく保護した子猫を見殺しにするような真似もできません。その直後、私はトラ男くんを玄関に移動させました。

これでもう天敵から狙われることはありません。昨晩、猫はうちに入れない、なんて会話していたのが嘘のように、普通に家の中に入れていました。

この子をどうにかして生き延びさせる。
死なせない!

その日の私は、そのことしか考えられなくなっていました。今から思い返すと、完全に思考を何者かにコントロールされていたとしか思えません。これも、NNNのせいなのかもしれません。

そんな経緯で、急に我が家に来ることになったトラ男くんは、今日も元気に我が家の1階を駆け回り、餌も選り好みして大きく育ちました。

我が家に来たのが2023年7月19日。その翌日診察してもらって生後3週間ごろと推定されたので、来月末で1歳の誕生日を迎えます。

これからも元気に過ごしてほしいですね。

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