良かった作品 2021年7月
紹介 / 感想を書きます。
ハイパーインフレーション
https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331749163174
魅力的な悪役がたくさんな、お金を軸とした知略バトルとシュールギャグが混在したハイパーおもしろウェブ漫画。話数が進むごとに面白くなっていき、2巻後半あたりからはさらにギアが上がった感がある。
雨でも晴れでも
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM05201400010000_68/
『総合タワーリシチ』のあらた伊里先生の新作。今回もハイテンション百合コメディではあるのだけど、百合成分は前作よりも高め。 2ペア3組という構成も変わらずで、ニコイチ好きには天国のような作品となっている。
3組の話が並行に進むのでとにかくテンポ良く百合が供給される。行間で語る描写が多いのも良く、妄想の隙間がたくさんあるのがありがたすぎる。
CHAOS;CHILD
Steins;Gateが有名な『科学ADVシリーズ』第4作。今作のジャンルとしては群像劇ミステリー+サイコスリラー+時々能力バトルといった印象。
学園周辺で次々と発生する猟奇殺人事件。過去の事件になぞらえた法則に気づいた主人公たちが、その謎を追っていくという流れ。分かりやすく隠ぺいされている主人公とヒロイン達の過去。このゲーム、共通ルートが結構長くてテキスト量も多いんですが(30時間くらいかかった)、最後まで読み切れる程度のリーダビリティはあった。
ストーリー全体としては、9章終盤からがピークで、それ以降は掛け値無しにずっと面白かった。それに対して、序盤中盤の1~8章はテキストが長いのもあり結構きつかったかも。もうほとんど有村雛絵さんの可愛さを頼りに読み進めていた気がする。普段は飄々としてるのに死の恐怖で半狂乱になっちゃう8章のシーンが好き。
とにかく主人公に厳しすぎる物語なので(多分10回以上は嘔吐描写があった)人を選ぶゲームだなとは思うものの、刺さる人にはぶっ刺さる作品だと思った。退屈な時間もあったものの、トータルで見ればプラスで、物語の結末もビターな感じで自分好みだったので良かった。なんというか、全てを読み終わってからキャラへの愛着がじわじわと湧き始めて、しみじみと良いゲームだったなあと実感する、そんな作品でした。良かったです。
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