狩野さん 最期の排泄介助part20
朝、社長の電話で目が覚めた。
嫌な予感がして電話をとると狩野さんが亡くなったと悲しいお知らせだった。
これから朝の排泄介助に行くところだったので、とりあえず狩野さんの家に訪問した。
二階から長男さんが泣きながら降りてきた。
「おはようございます。回復するように祈ってたけど・・・」
そう長男さんに伝えると「だめだった」と。
部屋に入ると眠っているように横になっている狩野さん。隣には次男さん。次男さん「一晩中、下あご呼吸していた。苦しそうな呼吸していて朝ゆっくり呼吸して止まった」