【実話怪談】こどもの声
幼稚園の年少さんと年長さんの子供がいるお母さんのはなし。
それは暑い夏の日の午後。子供たちを幼稚園へお迎えに行き、団地の4階に住んでいたこともあり帰ってくるとそれはもう汗だくで、子供たちとシャワーを浴びてアイスを食べた。そのうち子供たちは2人で遊び出したので、自分は隣の和室で昼寝をすることにした。
エアコンの効いた部屋で布団を敷き横になる。子供達の遊び声が聞こえる中、気持ちよくうとうとまどろんでいると
「あそぼう」
と耳元で子供に声をかけられハッと目が覚めた。
その声は自分の子達の声ではなかったから。
その家に住んでいて、不思議な体験は後にも先にもこの1回だけだったそうです。