図書館で、女性の随筆をさがしていたら、ふと目にとまったのが、ことたま、でした。柳原白蓮のエッセイ集です。 白蓮って、情熱的な女性という印象でしたが、読み終わって思うことは、母親だったということでした。 戦争で最愛の息子を失った悲しみを生涯胸の奥深く沈め、世界平和の実現を祈って運動に参加していたそうです。 でも、白蓮がこの世を去って50年が過ぎても、未だ世界平和は実現されず、子を失った悲しみに涙する母親たちがいることを、私は悲しく思います。 母は好きとほほにより来し子のぬくみ
全くのフリーになって、4月はあちこちの庭園を まわりました。 これは、根津神社。 花の盛りを過ぎていたけど、遠くから見ると美しい。 季節の花を愛でる幸せ。
2022、3月、仕事に区切りをつけて、私は、人生の休養に入った。 23歳から、働いてきた。苦しいことが多く、辞めたいと何度も思ったが、生活のため、続けてきた。私は私を労わりたい。何の特技もない私が、四十年以上、仕事を続けたことに対して。 そして、この春、完全な休養に入った。解放感と虚脱感。朝目覚めると、「行かなくていいんだ。」と気づき、何とも言えない安らぎを覚える。 年金のみの生活だって、楽しめる。きっと。
図書館で、ふっと、チラシが目に入った。「20年後へのメッセージ募集」チラシに手を伸ばしかけたが、少し躊躇した。 「私、生きてるかしら?」 思い直して、手に取る。 二十年後の私へ 生きていますか。もちろん生きていますよね。 八十五歳は、まだまだこれからですものね。 二十年なんて、あっという間でしたね。 今の私(六