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mf2 特殊個体の変態ビークロン解説

前回の記事から半年ほど空いてますが、まあこんなもんでしょう。

書きたい記事として、「妖怪の子」という連載、ハンターハンターの念能力考察、一年かけて数ミリだけ進んだプログラミングを学ぶという話、卒業研究の話、35超えてスプラ2でウデマエXになった才能に頼らないスプラの勝ち方、といった内容があるんですが今回はmf2(モンスターファーム2)移植版でおもしろいモンスターを育てたのでその紹介をします。

1.システム説明

まず「ガッツ回復」「ワーム羽化」というシステムについて説明していきます。「イワムシ羽化で最重テロルシザーズ育成」が理解できたら飛ばして良いです。

ガッツ回復について:

バトル中、ガッツが回復していきますがその速度はモンスター毎に違っている、これについて知らない人はあまりいないと思います。

しかし、早ければ早い方が良いかというと実は違います。ガッツが貯まると命中、回避、ダメージが上がる「ガッツ補正」というシステムがあり、その補正量はガッツ回復が「遅い」ほど大きくなります。そのためガッツ回復が一番早い派生は「最速」と呼ばれ、一番遅い派生は「最遅」ではなく「最重」と呼ばれることもあります。

そのため、ガッツ回復が早いモンスターはそれを活かして「ガッツダウン技」や「大技」を駆使して立ち回る。
ガッツ回復が遅いモンスターはガッツを地道に貯めながら「消費の少ない技」をコツコツ当てるという立ち回りが向いています。

ワーム羽化について:

メインがワームのモンスターは、4歳台の6月4週を疲労ストレスが少なく、Cランク以下の状態で迎えると繭を作って羽化し、サブがワームの別のモンスターに変態します。さらにこの時、ゼリーもどきを30個以上与えているとビークロンになります(解放条件)。

ここで見た目、技は変態後のモンスターに変換され、それ以外の寿命、トレーニング適正、パラメータ、移動速度ガッツ回復などはそのままです。

要するに、これを利用してガッツ回復、移動速度の早いベニシャクトリを羽化させて早いモノリス(最速ソボロベント)を作ったり、ガッツ回復の遅いイワムシを羽化させて重いナーガ(最重テロルシザーズ)を作ったりします。
特にナーガは基本技等の消費の少ない技が優秀なため最重の戦法とマッチしており、ワーム羽化の恩恵を最も受けているモンスターと言えます。

今回、これを利用して変態ビークロンを作ろうという話ですね。

2.特殊個体について

mf2移植版には「特殊個体」と呼ばれるモンスターが存在します。特定のCDから曲名、アーティスト名にまつわるモンスターが出現し、パラメーターもそれらに関係する設定になっている事があります(PS版でのくじら12号みたいなの)。そして「寿命が大幅に増加」、「移動速度、ガッツ回復が最速のモンスターよりさらに速い」といったモンスターもいます。

このことから、合体ではなく再生モンスターをそのまま育て切る「一代フルモン(フルパラメーターモンスター)」の価値が上がりました。
恐らく、バナナ育成が廃止されたために一代フルモン可能なモンスターが減った事、合体重視になってしまう、しかもその合体システムが複雑、mf2の難易度が結構高いので新規ライト層への配慮等の理由からだと思います。

いくら長寿命とは言え、技の使い込みも考えると一代フルモンは簡単ではないので(さらに技フルコンプになると無理なモンスターも居そう)新たな楽しみを与えてくれた良調整と個人的には思っています。


3.ビークロンについて

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フルモン前提の話なので適正等は無視
移動速度E ガッツ回復13 元気所持

移動の遅い重量級にしてはガッツ回復は並という珍しいモンスター

技性能を見ていくと

最接近:
高命中・低消費の優秀なパンチ・つのアタック系統(主力)

近距離:
低命中・高威力・高消費のビーコンボ系統(逆転運ゲー用)、使えないガッツダウン技

中距離:
高威力・低消費のダイブアタック系、高命中の超必殺つの一文字(切り札)

遠距離:
高命中・低消費のコマ、ローリングボム(主力)、高命中の超必殺つのファイナル(切り札)

という重量級だか中量級だかわかんない技構成。しかし芸達者。

主に使いたい技は最接近と遠距離にある、しかし移動速度は最低。大技は豊富だがガッツ回復は早くない。低消費の優秀な技も多いがガッツ回復は重くない。
強いのは確かだが、かゆいとこに手が届かない玄人向けモンスターという印象だろうか?

しかし、羽化の可能性は感じるとも言うことはできる。

4.特殊ムラサキチュウ

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そこで見つけてしまったのがこの特殊個体。

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パラメーターALL16
寿命450普通(元は280早熟)
移動速度B(最速のベニシャクトリでもC)
ガッツ回復16(最重イワムシと同じ)

どうだろうか?いくら初期パラが低くてもフルモンを目指せそうな寿命、通常ビークロンに比べて劇的に速い移動速度(最低のE→二番目に速いB)、高性能の小技を活かせる重いガッツ回復。

ロマンを求める血が騒いでこないだろうか?
ビークロンという渋いモンスターで、羽化モンスターという渋い育成法で、最重モンスターという渋いチョイス。しかも一代フルモンという高難易度育成の移動の遅いモンスターが劇的に早くなるという確かな実用性。あと、出てくるCDが名曲。マジで大好き。
やるしかない!

※ムラサキチュウ産テロルシザーズでいいやんとか言うの禁止

というわけで次回は育成編をお送りします。今回はこのへんで。ではまた!

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